新しいメディアやツールで効果を出す? | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2011年11月1日火曜日

新しいメディアやツールで効果を出す?

セミナーや商談でWebサイトの役割を質問すると「問い合わせを増やしたい。」「売上UPに役立てたい。」と回答する人が多いのです。気持ちは良くわかります。しかし、そのままでは・・・・答えのでない悩みをグルグル回してしまうことになりかねません。そうするうちに、何かいいものはないか?と「美味しい情報」にすがりつき、新しいメディアやITツールに飛びつくことになるのです。

新しいメディアやツールで効果を出す?

ツールは道具

確かに新しいメディアやツールで効果を出す企業はいますが、メディアやツールを上手く使いこなす戦略とスキルがあります。だから成果を出すのです。けっして、メディアやツールさえ使えば成果が出るわけではありません。メディアやツールを使いこなすために必要なことはなんでしょうか?それは、まずメディアやツールの役割を考えることです。何のためにそのツールを使うのか?「問い合わせを増やしたい。」それで思考停止せずにもっと掘り下げて考えることが重要です。基本は3つの質問をすることです。Webサイトの場合だと以下のようになります。

誰に見て欲しいのか?

  • 新規なのか?
  • 既存客なのか?
  • 業種や職種は何か?
  • キーマンは一人か?複数人か?
  • ユーザーはどんなニーズを持つのか?

なるべく具体的に細かく想定してください。そうすることでより使える実戦的なアイデアが出てきます。

何を見て欲しいのか?

  • ターゲットユーザーに対し自社の製品・サービスの何を見て欲しいのか?
  • 自社製品やサービスの機能はどの様なユーザーニーズを満たすことができるのか?
  • 製品を使うことで得られるメリットは何か?

なるべく具体的に掘り下げて考えてください。

どんな行動をして欲しいのか?

  • 納期に対する問い合わせなのか?
  • 価格に対する問い合わせなのか?
  • 製品スペックについての問い合わせなのか?
  • それとも使用実績についての問い合わせなのか?
  • 見積もり依頼なのか?
  • デモ機希望?
  • サンプル希望?

ここも単に問い合わせして欲しいでは不十分です。できる限り具体的にターゲットユーザーにして欲しい行動を考えて欲しいのです。ここまでできたら、集客も上手く行く可能性が高くなります。そして、あとはトライアンドエラーを繰り返し、PDCAサイクルを回すことで精度が上がり新しいメディアやツールを使いこなすスキルが身に付きます。そして、結果として問い合わせが増えてきます。ツールは所詮ツールでしかありません。ツールを使いこなすのは目標を達成するためで、使いこなせる腕を磨かないと成果は望めません。

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