BtoBでは広すぎる | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2013年2月26日火曜日

BtoBでは広すぎる

”BtoBマーケティング” ”BtoCマーケティング” マーケティングではよく一般消費財向けとビジネス向けを比較してこういう分け方をします。マーケティングの本質を学ぶには役立ちます。しかし、実際に実務レベルだとBtoBでは広すぎます。

BtoBでは広すぎる

なんでもあります≒何も探せない

BtoB企業すべてを対象にしたマーケティング戦略はとても幅が広く実践的ではありません。BtoBのなかでどこをターゲティングするのか?明確にしなければなりません。業界、職種、従業員数、売上規模、エリアなどターゲットを決めるのです。そして課題やニーズを検討しテーマを具体的にすることです。例えば展示会。成功する展示会はもっとテーマが具体的で明確です。そしてテーマが広く抽象的な展示会はなくなったり、苦戦するものが見られます。出展者拡大を意識して総合展示会にするとテーマがあいまいになり魅力がなくなることがあります。テーマを広げると情報が雑多になり、来場者にとって興味のない情報が出てしまいます。そのことでユーザー満足度が下がることが問題なのです。Webサイトでも同じこと。情報を増やすことは大切ですが、テーマを具体的に明確にすることです。目先のアクセスアップやレスポンスアップにとらわれると危険です。ターゲットがぼやけて、いろんな情報があるけど必要な情報が少ない魅力のないWebサイトになりがちです。なんでもあるにも価値はありますが、Web上では検索エンジンや巨大な通販サイト、ポータルサイトがその価値を独占してます。対象となるターゲットを決め、必要な情報を提供する。基本を守り、レベルを上げることが大切です。

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