コンテンツは製品別ではなくユーザー別に考える | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年2月13日木曜日

コンテンツは製品別ではなくユーザー別に考える

おはようございます。
今日は大田区でセミナーを行います。この時期のセミナーはリスクが高く体調管理が大変ですが、なんとかインフルエンザにもならず無事に本番を迎えることができました。

コンテンツは製品別ではなくユーザー別に考える

製品別のコンテンツだけでは不十分

製品が使われる市場が多岐にわたり、それらの業界ごとに求められるスペックや機能、用途が異なることは生産財にも見られます。例えばその典型は顕微鏡。工業用途だけではなく、教育現場や医療現場でも使われます。光学顕微鏡、生物顕微鏡、金属顕微鏡など様々な種類がありそれぞれが独自の市場です。このような場合、従来の発想で製品を軸としたスペック中心のコンテンツだけではWebサイトでユーザーニーズに応えることは難しくなります。1つの記事でをバイオ・医療関係者向け、研究開発者向け、製造・品質管理向けと全く異なるニーズを持つユーザーにメリットを伝えるのは無理があります。ユーザーは自分に関連した記事を見たいのです。

ターゲット別にコンテンツを作り直す

製品単位で考えた原稿をユーザー別に作り直すとコンテンツは大きく変わります。例えばバイオ・医療関係者向けの製品紹介、活用事例、観察ポイント、おすすめ機能など、ターゲットユーザーにとって役立つ情報を用意するのです。けっして製品のメリットではなく、ユーザー視点でコンテンツを再構築するのです。

組織よりも市場に合わせWebサイトを構築する

BtoBのWebサイトは組織別にページ構成を作りがちです。事業部単位、部署単位でWebページが割り振られ、取扱い製品を均等に並べることが前提のことが多いのです。しかし、Webサイトはユーザーに見てもらうためのツールです。組織別に製品を並べることが弊害になることもあるので注意が必要です。

まとめ

製品を事業部や部署単位でまとめると、ユーザーニーズとのズレが生じやすいのです。事業部や部署ごとの製品分類がユーザーニーズ別に分かれれば問題はありません。しかし市場は常に変化します。そのなかで徐々にユーザーニーズと組織にズレが生じ事業部をまたがる製品やニーズが生まれるのです。

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