予算計上には現状把握 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年2月18日火曜日

予算計上には現状把握

おはようございます。
この時期は新年度予算の検討をするWeb担当者も多いと思います。サイト活用に取り組むと予想以上に予算がかかるものです。リニューアル費用だけでなく、いざというときに手が打てるよう月々の運営費も見積る必要があります。

予算計上には現状把握

Webサイトの予算根拠はアクセス解析と顧客DBでつくる

新年度の予算は前年の実績を元に検討する企業が多いと思います。展示会や新聞・雑誌広告は主催者や新聞社、出版社が検討に必要なデータを用意するので、それを元に検討ができます。しかし、自社メディアであるWebサイトは予算計上のために必要な情報は自分で用意しなくてはなりません。一部の企業ではアクセスデータや顧客DBを分析し、自社サイトの課題を見つけ、課題解決のプランを立て効果検証をして、着実にノウハウを溜めます。

アクセス解析と顧客DBで現状把握を

予算計画にはWebサイトの現状把握が先決です。Webサイトの目標と現状のギャップがないかチェックします。目標を達成するためにアクセスが足りないのか?コンテンツが足りないのか?リード獲得のための仕掛けが必要なのか?アクセスデータを読み解くのです。そして課題が見つかった解決手段を検討し費用対効果を考慮して予算計画に加えます。既存客の売上や見込み客の問合せ状況などを参考にするとアクセス解析データだけでは気づけなかったWebサイトの課題が見つけることができます。そして、効果検証も売上に関連付けできるので、予算計上の必要性が明確になります。

予算計上には現状把握と目標が不可欠

宣伝予算を対前年度比で決める会社が多いのですが、新しいことを始めるにはそれでは不十分です。Webマーケティングはデータ化が容易なことがメリットです。アクセス解析と顧客DBを分析して「現状」を把握すること、そしてWebサイトの「目標」を数値化して現状と目標のギャップを埋める課題を見つけ解決手段を検討し予算化するのです。

まとめ

正しい予算計上には「現状」と「目標」のギャップを埋める課題解決手段が必要です。シンプルなことですが、実践するにはアクセス解析と顧客DBを用意し、データ収集しなければなりません。そうでなければ対前年度比の予算を勘と経験に頼った計画に使うことになります。



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