Googleアナリティクスのデータ分析は比較が基本 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年7月23日水曜日

Googleアナリティクスのデータ分析は比較が基本

おはようございます。
明日のセミナーに向けて準備万端です。集客が少し気になりますが、運営はすべてお任せしているので私は内容の充実に責任を持って望みます。今日はさらっと、これからGoogleアナリティクスを学ぶ初心者向けにデータを分析するコツをまとめたいと思います。

Googleアナリティクスのデータ分析は比較が基本

データ分析の秘訣

データ分析の秘訣は「比較」だと思います。一つのデータを見てもそれだけでは良くなっているのか?悪くなっているのか?改善ポイントはどこか?評価することは困難です。2つのデータを比べて初めてデータを評価でき、何をすればよいか判断が下せるのです。アクセス解析では比較は「現在」「過去」「未来」が基本です。そして、「ライバル」との比較ができると、より実践的なデータ分析が行えます。

現在

まずは、現状把握が肝心です。製造業をはじめとしたBtoBのサイトではなるべく1年間のデータを使って現状把握すると良いと思います。そして時系列で1か月ごとのデータを分析して季節変動や景気動向など自社特有の傾向があるかどうか意識してトレンドをチェックします。

過去

現状のデータの前年同期で比較していきます。その方が季節要因による誤差が少なくWebサイトの健康状態を把握するのに便利です。分析したいデータを切り出し、1年前のデータと比較するのです。そうして数値の変化からサイトが成長しているのか?停滞しているのか?ユーザーの行動に変化が起こっていないか?など様々な考察が行えます。

未来(目標)

目標との比較も重要です。Webサイトの目標と現状を比較するのです。そうすることで目標達成度合いが分かり、目標未達ならば原因を探り、対策を検討し、実行することもできます。Webサイトの目標を決めていないためにアクセス解析データを見る視点が定まらないWeb担当が多いように感じています。アクセス解析をするには最低限コンバージョン設定を行い、数値目標を設定しておくことが必要です。

ライバル

「現状」「過去」「未来(目標)」の比較は社内で確実に行えます。しかし、ライバルとの比較は自社では困難です。経験豊富な外部パートナーと協力してライバルをモニタリングして比較していく必要があります。ライバル企業のアクセスデータの入手は不可能ですが、一般的なBtoBサイトのアクセス傾向ならば経験豊富な専門業者に教えてもらうことが可能です。そして、社名やブランド名での検索回数と主要キーワードでの検索順位Googleインデックスページ数、会社情報(社員数や売り上げデータなど)を参考にライバルのアクセス傾向を推測します。

まとめ

現状のアクセスデータをいくら見ても評価・分析はできません。過去データとの比較そして、目標とのギャップからはじめて課題が見えてくるのです。


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