設計のないリスティングはノウハウが溜まらない | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年7月28日月曜日

設計のないリスティングはノウハウが溜まらない

おはようございます。
リスティングもWebサイトも運用による改善は対処療法です。そして、設計による改善は根治療法なのです。トラブル対処はとても大切ですが、できたら再発しないように根本原因を見つけ本質的な改善をしないと結局、対処療法となってしまいます。リスティングの運用は大切ですが、広告設計がしっかりていないと労力の割に成果につながらないことになりかねません。

広告設計書のないリスティングはノウハウが溜まらない

手間の割に成果が出ない

入札価格や予算配分の調整や、除外キーワード設定をいくら繰り返してもコンバージョンが増えない、コストパフォーマンスが良くならない・・・そういうことはありませんか?はじめのうちは思いついたキーワードを登録し、結果を見ながら改善してコツをつかんで行くのもアリです。しかし、それは初心者のやり方です。それでは手間がかかる割には成果は出ません。クリック数が減ったから入札価格を上げてみる、キーワードを追加登録してみる。検索クエリを調べて除外キーワードを登録する。毎日のように掲載順位をチェックして、微調整を行う・・・そのわりにコンバージョンが増えない(減ってきた)。思い当たることはありませんか?もしそうなら思いつきの対策を闇雲に続けているだけかもしれません。そして、場当たり的な対応では効果も上がりません。また運用による改善は成果が出たとしてもその業務がブラックボックス化するリスクがあります。リスティングの運用ノウハウが会社に溜まることはありません。

広告設計書で運用方針を示す

Webサイトの目的・目標は何か?そして、Webサイトのアクセス対策手段としてリスティングをどう活用するのか?基本方針を定め設計書を作るとリスティングの運用方針も定まります。そのうえでターゲット、PR商品、競合会社、自社の強みを洗い出すのです。検索キーワード、広告文、ランディングページはそれから検討するのです。基本方針がないままキーワードから考えてしまっているリスティングにならないよう設計が必要なのです。広告設計は会社の資料として残し、設計改善も記録にすることで運用方針を共有するのです。よくできた広告設計はアクセス解析の視点と良質な仮説を含みます。またサイトコンセプトや営業方針との一貫性を保っています。

改善記録を残してノウハウを共有

広告設計書を作ったら、日々の改善記録を残します。キーワードの追加や削除、入札価格、予算配分の変更、広告文やランディングページの変更結果を検証するのです。リスティングのデータだけなくアクセス解析データを元に改善を検証しなければ正しい検証はできません。そして何のための修正だったのか?誰が見てもわかるようにしておくとノウハウの共有化に役立ちます。

まとめ

リスティングの運用は大切ですが、広告設計不在の運用は場当たり的な対応につながりやすくノウハウが会社に溜まりません。

この記事もおすすめ
リスティングにも役立つ3C分析
Googleアナリティクスのデータ分析は比較が基本
Web予算の判断基準がありますか?

このブログを検索

このエントリーをはてなブックマークに追加