はじめてのアクセス解析レポートの作り方 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年9月30日火曜日

はじめてのアクセス解析レポートの作り方

おはようございます。
アクセス解析レポートを提出が求められたとき、これで大丈夫と安心してレポート作成できる型を持つことが大切です。レポートの目次を整えるだけでもレポートの質がぐっと上がります。「事実」「考察」「対策」「検証方法」がもれなくあればいいのです。これだけで初めてのレポートづくりも心配ありません。

はじめてのアクセス解析レポートの作り方

事実を調べる

まずアクセスデータから事実をつかむことが大切です。キーワードは「比較」「比率」そして「時系列」。データを元に事実を正確に数値でつかむことがアクセス解析の第一歩です。データをみてどこで何が起こっているのか?まずは事実関係をつかみましょう。

比較

アクセスデータを比較して、共通点と差異に注目します。例えば新規ユーザーとリピーターでよく見られるWebページに違いがあるか?直帰率や滞在時間に違いはあるのか?コンバージョン率の高い流入経路はどこか?比較することで改善ポイントや重要ポイントを探します。

比率

比率に注目することで全体像を素早くつかみます。例えば新規ユーザーとリピーターの比率や、流入経路の比率検索エンジン経由のアクセスは全体の何パーセントを占めているか?などをつかみサイトのアクセス傾向を把握します。

時系列

アクセスやコンバージョン件数、直帰率の推移など時系列で見ることで、サイトが順調に成長しているのか?停滞しているのか?いつから変化が起きたのか?把握していきます。

原因を考察する

アクセスデータを「比較」「比率」「時系列」で分析し、どこでいつ何が起こったのか掴んだら、「なぜ」それが起きたのか?原因を考えます。事実を複数の切り口で分類し、そこから共通の原因が見えてこないか?様々なパターンでデータを分類して仮説を立てていくのです。新製品発表や展示会出展、Webサイトのリニューアルなどアクセスデータに影響を及ぼしそうなマーケティング活動や市場動向などにも注意を払い、原因を考察していきます。

対策を忘れない

事実をもとに、なぜそれが起こったのか?原因を考察したら、これから何をすべきか?対策を忘れないようにします。せっかくの分析もアクションが伴わないと価値が半減します。アクセス解析レポートから次の行動が導かれればそれが成功しなくとも、何らかのヒント・ノウハウが残ります。だからアクションプランには「誰が」「何を」「いつまでに」行うのか?そして結果の検証方法も想定することが大切です。

注意点

レポートをつくるとき大切な注意点があります。それは「事実」「考察」「アクションプラン」を明確に分けることです。「事実」と「考察」が混ざったレポートは誤解を生みやすくレポートの読み手をミスリードすることが多いのです。そして、データは漏れなくダブりなく分析することも重要な注意点です。偏った事実から考察することはさけなくてはなりません。

まとめ

はじめてアクセス解析レポートを作成することになったら、どういうレポートにしたらいいのか?これだけ守れば何とかなるという型を知っていると便利です。そして、上司やクライアントの評価を落とす心配もありません。レポートには「事実」「考察」「対策」そして「検証方法」が必要です。

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