年末挨拶は本当に必要か? | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年12月5日金曜日

年末挨拶は本当に必要か?

おはようございます。
師走になると何となく気忙しく時間に追われます。お世話になったお客様や協力会社様へ年末年始であいさつ回りも多くなる時期です。コミュニケーションを取ることや感謝の気持ちを表すことは大切ですが、お客様の貴重な時間を頂いているからには仕事でお返しするのが本筋です。お客様は友達ではないのです。挨拶だけの中身のない訪問は、一度ならまだしもそれが続くと完全に赤信号です。

年末挨拶は本当に必要か?

雑談は必要だが、節度が大切

商談を円滑に進めるために雑談は効果的です。しかし、だらだらと続く雑談は、時間の浪費だということを忘れてはなりません。自分の時間ならまだしも、相手の時間まで奪っているという意識を持つべきだと思うのです。お互いの貴重な時間を有効に使うにも、雑談は必要最低限にし中身の濃い商談を目指すべきです。日ごろのお礼が目的ならお客様をなるべく拘束しないよう手短に感謝の気持ちを伝えるべきですし、できたらその気持ちを仕事で返した方がいいのです。(値引きをした方がいいと言っているのではありません。)BtoBで顧客志向を突き詰めると長すぎる雑談はマイナスでしかありません。無駄に長い商談や意味のない訪問は顧客志向とは正反対なものです。

嫌な奴でも腕があるほうがいい

以前は”BtoBでも嫌いな人から物は買わない”と考えていましたが、最近はそうでもないと感じるようになりました。確かに嫌な人から物を買うよりも気心の知れた人、仲の良い人から買いたいのが人情です。しかし、人がいいだけで肝心の商品やサービスが良くなければ、買うことは難しいのです。気難しいけど腕のいい職人のほうが、いい人だけど腕がいまいちな職人よりも確実に喜ばれるのです。腕が同じくらいなら人間性がモノを言います。良くないのは技能に磨きをかけず、つきあいの深さに甘えることです。「今月苦しいので発注量増やしてもらえないですか」「年末のあいさつに来ました」「何か仕事ありませんか」・・・相手に甘えるばかりで、お客様に”おんぶに抱っこ”だけは避けなくてはなりません。

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