検証データを元にサイトリニューアルする | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年1月26日月曜日

検証データを元にサイトリニューアルする

おはようございます。
このところ過去のブログの読み返しをしています。時間はかかるのですが、当時の考えや状況を驚くほど思い出せ意外な発見につながります。なかなか思うようにはなりませんが、それでも出来ていないこと、少し出来るようになったことが把握できるのです。定期的な振り返りや検証は大切ですが、地味なので後回しにしていませんか?それだとイザというときに困るかもしれません。

検証データを元にサイトリニューアルする


不満と推測で進められるリニューアル

Web担当者には現状のWebサイトに不満があっても、どういうWebサイトにしたらいいかイメージが持てず困っている方が多くいます。Webサイトに不満はあるけど、改善イメージが具体的に描けないのです。それは根拠となるデータと仮説がないからです。そのまま進められるリニューアルはなんとなく、見栄えを良くして、今風にして・・・またしばらく経ったら同じようにリニューアルを繰り返すのです。多くのコストと手間を費やして、5年後10年後に中身はさほど変わらないWebサイトのままになりかねません。不満と推測で進められるサイトリニューアルは上手くいかないのです。不満を感じたら、なぜ不満に感じたのか?ユーザーの立場に立って見つめ直し、データで検証を行い、改善のための仮説を持つ必要があります。

リニューアル後の検証では遅すぎる

サイトリニューアルがスタートすると制作に追われます。そして、リニューアルオープンしたら一息つくというのがよくあるパターンなのです。リニューアル後の検証を行い次に生かすわけですが、実際にはリニューアルしたら次のリニューアルまで何もしないケースが多いのです。3~4年はそのままになってしまうWebサイトも少なくありません。実際にはリニューアル後の検証をきちんと行えばまだいい方でつくりっぱなしということが多いのです。アクセス解析すら入っていないWebサイトも生産財企業では30%程度あるのです。リニューアル後の検証は必要ですが、それでは遅すぎるのです。アクセス解析で現状分析を行い、リニューアルの必要性を数字で判断し、改善のための仮説を持ってはじめてリニューアルに踏み切るべきなのです。それでも100%の成功はありません。だから、改善と検証が繰り返し行えるような予算計画が必要なのです。それで初めてリニューアル後の検証による、サイトの微調整が行え、よりスピーディーに検証データを改善に生かすことができるのです。

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