いまさら聞けないリスティング運用の基本 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年3月16日月曜日

いまさら聞けないリスティング運用の基本

おはようございます。
リスティングは運用型広告です。キーワードや広告文、予算、入札価格の調整によって狙いどおりの広告を維持する必要があります。すぐ改善できるぶん、マメな調整にはきりがなく労力がかさみがちです。基本を押さえた運用を行わないと労力ばかりかかって効果が上がりません。

いまさら聞けないリスティング運用の基本


リスティングの運用の基本をおさえることが大事です。運用に必要な最低限の4つの基本を守れているか確認してはいかがでしょうか。

キーワード

キーワードの調整は登録キーワードの見直しだけではありません。マッチタイプの見直しや除外キーワードの設定によって狙いどおりの広告表示に近づける必要があります。デフォルトの設定は「部分一致」なので、注意しないと関係の薄いキーワードに予算を使っているかもしれません。キーワードごとに適切なマッチタイプを選ぶようにしましょう。

部分一致

タイプミス、送り仮名の違い、多少の言葉の揺れ、関連性のある語句なども広告掲載対象となる

絞り込み部分一致

順序にかかわらず、指定したキーワードが検索語句に含まれる(表記のゆれは可)(類義語は対象外)

フレーズ一致

指定したキーワードと同じ語順で検索語句が入力される(表記のゆれなどを含む)

完全一致

検索語句がキーワードと完全に一致する(表記のゆれなどを含む)

除外キーワード

指定したキーワードが検索語句に含まれない
*Googleアドワーズ ヘルプより引用

広告文

広告文によってクリック率に大きな差が出ます。反応の良い広告文になるようABテストを使った最適化が必要です。ABテストによってクリック率が2倍以上になることも稀ではありません。広告文の調整によって、入札価格や広告予算にも影響が出ることは見落とされがちなポイントです。クリック率が上昇したために広告予算が足りなくなること、広告文の改善で登録キーワードの品質スコアが上昇し、入札が有利になることも忘れずに調整を行います。

予算調整

広告が途切れて機会ロスの出ないように予算の調整が必要です。適切なCPAでコンバージョンが出ているキーワードで機会ロスを防ぐことが重要です。一旦最適な予算調整ができても、入札価格の変動やキーワードの検索回数の増減(季節変動や市場ニーズの増減)、クリック率の変化などによって適切な予算は変わるので微調整を続ける必要があります。

入札価格

入札調整は定期的に行います。成果に応じて入札価格を調整していきます。微調整を行いながら効率の良い入札価格を見つけていくのです。しかし、自社の都合だけで入札価格は決まりません。常にライバルも入札しており相場は常に変化します。だから入札価格の最適化に終わりはありません。

まとめ

リスティングの運用はキーワード、広告文、予算、入札の調整の連続です。すべての項目は密接に連携しているので1か所でも変更を加えるとすべての項目で調整の必要が生じます。キーワードを1つ追加するだけでも、すべての項目を調整し直す必要があるのです。

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