Webマーケティングで成果を出すPDCAのチェックポイント | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年3月4日水曜日

Webマーケティングで成果を出すPDCAのチェックポイント

おはようございます。
WebマーケティングはPDCAサイクルを回すのが基本。多くの人が知っていることですが、勝負はどこまできっちり実行しているかです。

Webマーケティングで成果を出すPDCAのチェックポイント


目標を決め「誰に」「何を伝えたいのか」を明確にする

PDCAのPでつまずくケースがあります。目標のない計画が意外と多いのです。数値目標を決め、期限を切って誰が責任を持って臨むのか?そしてそのために使える予算はいくらか?これらをすべて明確にしているプロジェクトが意外と多くありません。目標を立てないとどこに向かって走っていいか分かりません。まずは目標を決めそのうえで誰に何を伝えるのか?を明確にする必要があります。
  1. 目標 
  2. 期限 
  3. 担当 
  4. 予算 
  5. ターゲット 
  6. メッセージ
スタートする前にこれだけは考えてください。そして、プロジェクトメンバーを決めてこれらの情報を共有し、役割を明確にする必要があります。常識的なことばかりですが、大切なのは知っているかどうかでなく、どこまで実践できるかです。

PDCAを記録に残す

PDCAを回し、失敗や成功をノウハウを蓄積するにはすべてのプロセスを記録することが大切です。現実的な計画を立てないと実務をこなすだけで一杯一杯になり、検証や結果の共有が疎かになりがちです。次から次に押し寄せる仕事をこなすので精一杯で終わってしまう現場をよく見ます。はじめのうちはあまり欲張らずきちんとゆっくりPDCAを回すことがコツです。そして計画、日報、検証レポート、改善企画書など各工程で書面を残し、関係者ならいつでも見れるよう情報を公開・共有することが大切です。経験・ノウハウがブラックボックスにならないよう記録に残し共有できる仕組みがあるかチェックすることが重要です。

失敗を責めない雰囲気づくり

せっかくいい計画を立て、ターゲットとメッセージを考えPDCAの記録を残す仕組みを作っても、失敗がネガティブな評価につながる雰囲気があってはせっかくの情報共有も形骸化してしまいます。すべての記録は都合よく厚化粧され事実は捻じ曲げて伝えられ正しい判断を手助けするどころか、誤った判断につながりかねません。また成果ばかりに注目する姿勢も手柄ばかりを強調することを誘発し、事実をゆがめ報告する原因につながります。失敗に厳しすぎるのも、過度に成果主義に走るのも良くありません。

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