リスティング運用代行にないコンサルティングの価値 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2016年3月15日火曜日

リスティング運用代行にないコンサルティングの価値

おはようございます。
昨日はクライアントのコンバージョンアップのヒントに気づきました。リスティングのパフォーマンス改善の仮説が見つかったのです。市場のトレンドも変化しているので合わない部分が出てきたのです。この機会にデータを精査して広告を再設計しようかと思います。

広告設計あってのリスティング運用


運用代行の価値と違和感

リスティングは運用型広告といわれています。運用の良し悪しによってパフォーマンスに差が出ます。市場変化に合わせキーワード、広告文、リンク先を調整する。リアルタイムに動く入札価格にも対応する。リスティング会社の腕の見せ所です。大きなものから小さなものまで日々トライアンドエラーと調整を繰り返す。そうしてパフォーマンス最大化を目指すところが多いように思います。熱心に日々運用を重ねる。そういった価値を提供しているのだと思います。しかし運用ばかりクローズアップするのには違和感があります。それは運用で改善してしまうと課題が共有できなくなるのです。テクニックでの改善は問題を隠してしまいがち。ノウハウは運用側にばかり溜まり、クライアントの戦略に活かされることはありません。

広告設計あっての運用

本来リスティングは広告設計があって初めて運用するものです。マーケティング戦略や戦術を共有し、そのうえでリスティングの設計を行う。もしくはクライアントの作った広告設計通りの運用をする。これが本来リスティング会社のすることだと思うのです。リスティング設計によって日々のリスティング運用の指針を作る。運用は設計を忠実に守ることに専念する。そうすることで設計の良し悪しが成果に直接連動する。設計はクライアントのマーケティング戦略の良し悪しで決まる。リスティングがマーケティング戦略のリトマス試験紙になるのが理想。だから経営戦略を理解し、Webマーケティング戦略に落とし込みリスティングを集客戦術の1アイテムとして使っています。そしてクライアントの戦略通りに集客しそのデータをフィードバックする。リスティングだけが戦略から浮き上がることのないように。そして運用が設計から外れることのないように。目先の数字稼ぎだけなら他の方法もあると思います。しかし、長期的な貢献もコンサルティングには求められます。だからクライアントの戦略とユーザーニーズをつなぐ広告設計が重要。日々の運用は広告設計に忠実に行うことに集中する。そうすることが運用代行にないコンサルティングの価値だと思います。

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