100以上の製造業のWebサイトを診断して感じたこと | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2013年12月22日日曜日

100以上の製造業のWebサイトを診断して感じたこと

おはようございます。
これまでにセミナーで希望者の方に無料Web診断を続けてきました。どのくらい診断をしてきたのだろうと思ったらもう100サイト以上を診断しました。レポートを作って感じたことを書き残しておこうと思います。

製造業のWebサイトを診断して感じたこと

Webサイトの構成で感じたこと

診断するとサイトの情報整理に問題のあるWebが多く見られます。階層が深く魅力的なコンテンツがあるにもかかわらず見つけにくいWebサイト。メニューが多すぎて迷ってしまうもの。コンテンツの分類や整理が出来ていないもの。比較的ページ数が多くマメに更新するサイトに見られる傾向です。Webサイト活用に取り組むと最初に陥ることの多い課題です。成果の出てたWebサイトでジリ貧になってる場合はサイト構成が複雑になり、必要な情報が見つけづらくなる可能性があります。

コンテンツで感じたこと

製造業ではカタログ情報だけのWebサイトが多いのが実態です。QCDの情報が揃ってないケースが多く改善の余地が大きい部分です。アプリケーションや事例の紹介、VA・VE提案例などで他社と差をつける余地も大きいのです。コンテンツを考えるうえでのポイントは2つ。1つはユーザーニーズを起点にすること。もう一つは競合サイトのコンテンツよりも魅力的なこと。どんなにコンテンツが良くてもそれ以上に競合サイトの方が魅力的だと思ったように成果が上がりにくいのです。

集客で感じたこと

主要なキーワードでの検索順位を調査すると多くの企業で検索上位20位以内に入ってません。50キーワード程度を調査しますが、半数以上が100位以下というのがこれまで調べてきた実態です。コンテンツ不足で検索エンジンに評価されてないケースが多いのです。製造業では自社の専門分野に関する記事をWebサイトに公開すればある程度検索順位は上がります。製品ページは用意してもスペック表だけで説明文がほとんどないため検索順位も上がらないのが典型的な例です。製造業でもデザイン的には問題のないWebサイトが増えてきましたが、リニューアルの際にデザインだけ変えるケースがまだまだ多いように感じてます。Webサイトの中身を変えるためにリニューアルするのが本来の姿です。見栄えを良くしただけでは生産財ユーザーは振り向きません。

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