生産財にインバウンドマーケティングがマッチする理由 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年1月15日水曜日

生産財にインバウンドマーケティングがマッチする理由

おはようございます。
寒い日が続いてますね。風邪をひかないよう注意しましょう。さて今日は生産財業界とインバウンド広告が相性がいい理由をまとめます。

生産財にインバウンドマーケティングがマッチする理由

インバウンドマーケティングとは

マスメディアを使った広告や大量のe-mail、ダイレクトメール、テレマーケティングなどPush型の宣伝を使った従来型の手法(売り込み型)ではなく、検索エンジンやブログ、ソーシャルメディアなどを活用し顧客が自然に集まる仕組みをつくることをいいます。インバウンドマーケティングの本質はメディア活用でなく、ターゲットユーザーの求める情報を理解して、良質で役立つ情報をWebサイトで提供することです。情報を届ける(押し付ける)のではなく、役立つ情報を用意してユーザーに見つけてもらうことがインバウンドマーケティングの特徴です。

専門性の高い技術は良質な情報にできる

生産財企業にインバウンドマーケティングが向く第一の理由は良質な記事を用意できる下地があるからです。生産財業界で10年以上実績のある企業には必ず強みがあります。そしてその強みは簡単に真似できず、同業者も限られます。自社の専門分野の技術・ノウハウを記事にすれば、魅力的な技術論文や事例紹介が作れるのです。競争力の源泉である技術を公開にはリスクも伴いますが、顧客が自然と集まる仕組みをつくるには良質な記事は強力な武器となります。

営業が苦手なことを逆手にとれる

生産財企業では営業がいない会社も多く、営業が苦手な会社が多いのです。アウトバウンドマーケティング(Push型のマーケティング手法)では営業が苦手なことはマイナスでしかありませんでしたが、インバウンドマーケティングに取り組む時は強力なセールスは返ってマイナスになります。専門性の高い良質な記事を見つけてもらい、技術相談をもらえば営業する必要はありません。相談内容をヒアリングして課題解決手段を検討すればいいのです。売り込めば売り込むほど敬遠される傾向が強いので、営業が苦手なことを逆手に取ればプラス要因にさえなります。

まとめ

生産財企業には無理にPushセールスをせずにWebサイトやブログで専門記事を書き検索エンジンでユーザーに記事を見つけてもらい、相談や引合に対応するスタイルがお勧め。

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