ユーザー志向でマーケティングを見直す | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年3月26日水曜日

ユーザー志向でマーケティングを見直す

おはようございます。
今日はネットマーケティングを行う上で基本となる考えをご紹介します。「ユーザー志向」「ユーザー主導」と言われていますが、突き詰めてユーザー思考を考えるWeb担当者や広告関係者は多くありません。

ユーザー主導・ユーザー志向でマーケティングを見直す

クリックは”取るもの”ではない

SEOやリスティング、そしてSNSで積極的にアクセス対策を行うと「クリックを稼ぐ」「クリックを取ろう」という発想で物事を考えがちです。しかし、クリックするのはユーザーです。強制的にクリックさせることはできません。できることはユーザーに気づいてもらえる可能性を高めること。そして、少しでも関心を持ってもらえるよう工夫することです。インプレッションを増やし、クリック率を高めるための試行錯誤はできますが、クリックするしないはユーザーが決めるのです。Web担当者にできることは魅力的な情報を発信しユーザーがWebサイトを見たくなるような情報(宣伝)を提供することです。

コンバージョンは取るものではない

「問合せ」「カタログ請求」「見積り依頼」などコンバージョンも取るものではありません。コンバージョンもするかどうかはユーザーが決めます。できることは申込に必要な情報を提供すること。ユーザーによって必要な情報は異なります。だからなるべく多くの情報を公開し、検討に必要な情報を提供することがWebサイトの役割です。そしてユーザーの評価はアクセス解析にデータとして蓄積されます。そのデータを読み解きユーザーニーズを推測しトライアンドエラーを繰り返すのです。

契約は取るものではない

契約を申し込むのもユーザーです。営業は決して申し込みを強制できません(仮にしていたら・・・大問題です)。ですが、「契約を取った」という言葉を時々耳にすることがあります。強烈な電話セールスを行う会社や解除できないメールマガジンを送り続ける会社がいまだになくなりません。それも「契約は取るもの」という誤った考えが原因のように感じます。営業にできることは条件に合わない案件を断ること、そして交渉して条件の摺合せをすることです。

まとめ

クリックもコンバージョンも、そして契約もユーザーが決めるものです。営業やマーケティングにできることは必要な情報を提供することです。その反応を観察して情報提供の質を高めることが大切です。しかし、ユーザー主導だからと言って卑屈になる必要はありません。ユーザーに選ばれる製品やサービスを持っていることに自信を持つべきです。会社が存続しているのはユーザーに選ばれているからです。

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