マーケティング活動を阻害するセクショナリズム | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年6月19日木曜日

マーケティング活動を阻害するセクショナリズム

おはようございます。
あっという間に6月も後半ですね。あと少しで1年も折返しです。今年中にやると決めたのに手が付けられていないものがあります。段取りをしっかりして行動に移したいと思います。さて今日はマーケティング活動を阻害する部門間の壁について考えたいと思います。

マーケティング活動を阻害するセクショナリズム

顧客情報が共有されない

事業部や部署ごとに顧客情報を管理して情報を共有されないことがあります。そのために重要顧客の深耕開拓や横展開に有益な情報が埋もれたままになりがちです。どうしてもアプローチできないユーザーが他部署でコネクションがあるかもしれません。また知らないうちに同じキーマンに複数の営業がバラバラにアプローチしているかもしれないのです。事業部として取引がなくとも、会社対会社で取引があればアプローチは容易になります。そんな当たり前のことが顧客情報が共有されないためにできないことがあるのです。個々の部門で隔離された顧客情報は会社の資産です。各部署に埋もれた顧客情報を一元管理し効果的に活用する必要があります。

営業とマーケティングが連動しない

営業とマーケティングは一体になって、見込みを育てる必要があります。営業とマーケティングがバラバラに動いては引き合いの見落としや取りこぼしが起こりかねません。営業とマーケティングは立場も考えも違うため対立しがちですが、ホットな引き合いを集めて商談につなげるという同じ目標で協力できるはずです。「マーケティングは予算ばかり使って、冷やかしばかり集める・・・」「営業はせっかく獲得した名刺情報をきちんとフォローしない・・・」こういった対立からは成果は生まれません。

事業部ごとに宣伝して社内競合する

複数の事業部や部署で同じメディアに競合する広告を掲載して社内競合してしまうケースがあります。典型的なのがリスティングでの重要キーワードでの社内競合です。同じキーワードに広告したい事業部や製品が複数だと重複掲載はできないので機会ロスが出ているケースがよくあります(Yahoo, Googleともに重複掲載はガイドライン違反)。本来、リスティングは1社1アカウントで管理しなくてはなりませんが、事業部ごとにバラバラにアカウントを持ち、ガイドライン違反をしながら社内競合しているのを見かけるたことがあります。共通のランディングページを作り事業部にまたがる製品をまとめて紹介すればガイドラインも守れ、広告の機会ロスも減らすことができます。

まとめ

マーケティング活動を阻害するセクショナリズムはデータでつなぐことができます。顧客DBとアクセス解析データを一元管理し情報を共有し協力して新規開拓と既存客の深耕開拓に取り組みます。共有のデータを活用することが部門間の壁を無くす第一歩だと思います。

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