マーケティング強化に欠かせないWeb業務の内製化 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年11月25日火曜日

マーケティング強化に欠かせないWeb業務の内製化

おはようございます。
休み明けのブログ更新にいつも苦労します。一旦緊張が解けると元に戻すのが大変です。3連休ともなると・・・あまり休みを取るのもどうかなとも感じています。意外と毎日の方が楽なんです。

マーケティング強化に欠かせないWeb業務の内製化

ひとりで悩みを抱えるWeb担当者

生産財業界ではBtoCほどWebマーケティングへの理解が浸透していないこともあり、「上司(会社)にWebの重要性を理解して欲しい。」という相談が多いのです。はじめのうちはWebサイトのリニューアルや集客、そしてコンテンツ作成であることが多いのですが、本当の悩みは会社(上)がWebマーケティングへの理解が少ないために社内に相談できる人が少ないことが多いのです。そのために一人で悩みを抱え、サイト制作が進まなかったり、限られた予算で不慣れな制作やプロに依頼すべき技術的なことまで抱え込むWeb担当者も少なくありません。そしてそのことが問題をさらに大きくさせています。「どれだけ制作に時間がかかるんだ!」「外注しなくてもできるじゃないか!」内製化の大変さは伝わらず、かえって外注の必要はないという判断になり、さらに身動きが取れなくなることもあるのです(本来、戦略的な内製化は競争力強化につながります)。

内製化には大きな投資が必要

生産財業界ではほとんどの企業でWeb担当者は1~2名程度です。中小企業では専属担当がいることは稀です。そしてごく一部の企業ではWebの可能性にいち早く気付き、専門部署を設け、戦略的に企画や制作を内製化させているのです。Webに注力する企業では桁違いのWeb予算が使われています。外注費だけでも桁違いの投資ですが、人件費まで含めるとWebに対する投資の差はさらに広がります。Webマーケティングを重視する企業ほど内製化を進める傾向があるのです。それらの企業では内製化は外注費削減で行われるのではありません。重要だからこそノウハウを自社に取り込みたいのです。コンテンツは自社でつくるほうが理に適っています。(特に専門性の高い生産財企業はその傾向が強いのです。)Web担当者が優先することは自社にしかできない魅力的なコンテンツを作ることです。そして、タイムリーに情報更新し、Webサイトの鮮度を保つことが差別化につながります。そのために制作の内製化は有効な手段です。しかし、人件費を考えると外注費よりもコストがかかるのです。

スタッフ増員や予算申請の前に行うこと

Webへの理解が少ない状況でスタッフの増員や予算確保を要求してもほとんどの場合上手くいきません。急がば回れで、まずはWebの重要性を示すことが大切です。ビジネス検討にWebサイトがいかに使われているのか?競合企業がどの程度Webに投資しているか?従来の宣伝媒体に比べてどのくらいコストパフォーマンスがあるのか?成長率はどうなのか?・・・。それなしに予算確保やスタッフ増員に走っても良い結果が得られることは稀です。自社にとってWebがいかに重要であるのかをデータで示すことが先決です。外注費が使えないからと無理して内製化するよりも、自社がかかえる本当の問題に真正面から取り組むことが先決です。

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