真似されない強みと標準化の両立 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年7月22日水曜日

真似されない強みと標準化の両立

おはようございます。
最近、挑戦していることがあります。それは真似されない強みと誰にでも再現できる標準化の両立です。これがすごく難しいのです。標準化しやすいものは真似されやすく、真似されにくいものは標準化しずらい・・・矛盾した課題を両立したいのですがなかなか上手くいかないのです。

真似されない強みと標準化の両立


真似されない強みがネックに

営業時代には差別化だけを考えていれば良かったのでとてもシンプルでした。面倒なこと、時間のかかること、一見非効率なこと・・・そして特殊な環境や経験を利用すること、そんなことばかり考え実行していけばよかったのです。とにかく人のやらないこと、嫌がること、面倒なことをあえて選ぶ。そういう習慣を身につければよかったのです。その積み重ねで自分にしかできない強みを作り上げればよかったのです。しかし、今は違います。決して真似されない強みを作り上げ、さらに標準化する。そういう必要が出てきたのです。カリスマ経営者や営業マン、そして職人、天才的なエンジニア。どれも素晴らしいのですが、個人だよりは組織にとってはリスクでもあります。

標準化が次の課題

競合他社が真似できない強みを作ることが先決です。個人商店ならそれだけで十分です。しかし、多く人が集まる組織では標準化しなければ本当の顧客満足は得られません。あの人でないとできないではNGなのです。あの会社でないとできないと評価されるのが理想です。ベテランから新入社員まで、経験・スキルも違えば、性格や考え方も様々です。そんな中で誰が担当しても同じレベルで再現できる仕組みには大きな価値があります。組織である限り全社的に品質を安定させる必要があるのです。担当のレベルに応じてサービスに差が出てはならないのです。とはいっても低いレベルでの標準化では意味がありません。顧客が価値を感じない標準化に意味はありません。顧客を魅了する職人技と高いレベルでの標準化。両立させるために色々と試しているのですが簡単にいかないのです。

チャレンジあるのみ

難しいことですが、不可能ではないと思います。できるまでチャレンジするしかないのでしょう。色んな人からアドバイスを頂き、その時は出来るような気がしても、実際にやってみるとできない。そういうことの繰り返しです。まだまだ修行が足りないのだと思います。考えては実践し、そして何度も試行錯誤を繰り返す。どこまでマンネリ化させず続けられるかが大切ではないでしょうか。粘り強く継続していこうと思います。差別化と標準化を高いレベルでバランスを取るのが今のテーマです。

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