マネジメントゲームを初体験 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年8月3日月曜日

マネジメントゲームを初体験

おはようございます。
朝おきてすぐにGoogleパートナーの検索広告の上級試験を受けました。これでまた1年間資格が更新されます。前回とは随分問題が変わっていたので感心しました。問題が変わらないということはアドワーズの進歩が止まったということだからです。本業のマーケティングもそうですが、様々な視点で学んだことを本業に生かしたいと思っています。そう思い土曜日に初めてマネジメントゲームに挑戦しました。

マネジメントゲームを初体験


経営を学ぶためのシミュレーションゲーム

おととい初めてマネジメントゲーム(MG研修)を体験しました。マネジメントゲームとは経営を学ぶためのシミュレーションゲームです。私は財務・会計の知識をゲームを通して学びたくて参加しました。MG研修は会計の知識がなくても参加できます。ゲームを通じて経営を疑似体験し、会計・財務スキルを身につけることができるのです。私が参加したマネジメントゲームは1日で4期を行うものでした。参加者は製造業の社長になり、資金繰りを考えながら、材料購入、生産、営業、研究開発、広告、保険、採用など意思決定を行います。そして、競争力を高めより多くの利益を上げること目指していきます。

MG戦略ゲーム(MG)とはビジネスゲームの一つ。昭和51年に西順一郎がソニーCDIで開発。経営教育の手法。チ-ムで行なうのでなく、「一 人経営」型をとる。そのため、負荷は大きいが、効果も抜群である。ハードとしては、「モノポリー」「人生ゲーム」「プレイボス」等をベースにした企業ミニチュアを使う。「情報システム」として企業会計原則・原価計算基準を本格採用したアカデミックな会計システムを備えているのが特徴。さらに、ゲームに思想と科学と作者の企業体験をもりこむことで、受講者は、企業の大ワク、利益の構造、活きた経営学、活きた会計学を身につけることができる。知識教育でなく、能力の涵養を主眼とするため、「理入」(知識教育)でなく、「行入」(体験学習)を基本とする。理論コース・インストラクターコースとして「シニアコース」がある。全国にファンや成功企業が多い。
※戦略MGは、(株)戦略MG研究所の登録商標です。

資金繰表への記入で手一杯

はじめのうちはゲームの進行についていくだけで精一杯。資金繰表に記入するので一杯一杯なのです。戦略的に物事を考え意思決定なんてとてもできません。なのにリスクカードを引いて火事にあったり、盗難にあったり・・・。状況が理解できないまま進んでいきました。ようやく1期目が終わりそこからが大変!!資金繰表を使ってマトリックス会計表を完成させ決算処理をするのです。会計の知識ゼロからのスタートです。他の参加者は決算を済ませ談笑する中・・・計算が合わない・・・どこから数字を取ればいいのか分からない・・・とても焦りました。でも隣の人や先生にサポートしてもらいなんとか完成。参加者も先生も親切で助かりました。

習うより慣れろ

やっと1期目の決算が終わったと思ったらすぐ2期目がスタート。まだゲームの進行自体がよくのみ込めていません。資金繰表への記入で精一杯です。戦略的に意思決定するには程遠い状態。マーケティングのプロなのにゲームの中では広告をする余裕すらありませんでした。そして3期目になってくると資金繰表への記入になれ、ようやく競争が気になってきました。設備投資、セールスマン採用、研究開発に挑戦です。そしてライバルの経営状態も気にする余裕が出てきたのです。しかし、常にライバルが先を行き後手に回ることが多い状態でした。そしてあっという間に最終4期。ようやく資金繰表にもなれゲーム自体を楽しめるようになってきました。長期借入、短期借入、設備売却、教育研修費、本社人件費、本社経費など気になけければならないこと、そしてリスクカードへの備えなど次の課題が見えてきました。最大の関門だったマトリックス会計表も最後は一発で数字が合いようやくゲームの面白さが分かり始めました。

全体を俯瞰して意思決定する難しさ

今回のMG研修では全体を俯瞰してバランスよく意思決定することがいかに難しいさ一番学べました。会計だけでも大変なのに販売、製造、そして資金繰り、さらにライバルの動向、市場の変化・・・多くの要因が絡み合い刻々と変化をする市場で適切なタイミングで適切な意思決定することがいかに大変か・・・さらに実行し検証し改善するには修練が必要だと思います。マネジメントゲームは25期やると経理が分かり、50期で経営が分かり、75期で戦略が分かり、100期で人間が変わるそうです。4期で終わらせてはもったいないですね。これをきっかけに100期目指します。マネジメントゲームの開発者である西先生のところにも必ず一度は参加しようと思います。経営者を目指す人だけでなく、営業、技術者、経理担当者そして管理職が会社の仕組みを理解し、俯瞰した視点で自分の仕事を考えるのにもとても役立つ研修でお勧めです。

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