アクセス解析しやすいリスティングできていますか? | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2017年4月10日月曜日

アクセス解析しやすいリスティングできていますか?

おはようございます。
アクセス解析を意識したリスティング。できていない企業が多いように思います。Webマーケティングは数値化しやすいのがメリット。そんな当たり前のことが実践だとできない。プロにもそういう人がいます。

アクセス解析を意識したリスティング


細分化でなく断片化

昔、リスティング業界では1キーワード1広告グループが最強なんていわれたことも・・・こうした発想はキーワードごとの最適化という部分最適でしかありません。また、頻繁にキーワードや広告文、ランディングページに変更を加え微調整を繰り返す・・・リスティングの最適化ばかりに気がいってしまう。リスティングのパフォーマンスを上げることばかり考えがち。その結果、データが断片化されてしまい、解析をしようにも有効なデータが確保できない。一般消費財のようなクリックの多い商材でもこのような断片化されたリスティングでは戦略的に解析結果をサイト改善に活かすことは難しくなります。ましてや生産財ではユーザーが限られリスティングのクリックは小さくなりがち。それをさらに細分化したり、頻繁な変更を加えたら、リスティングのデータをサイト改善に活かすことなどできません。


情報粒度を最適化する

アクセス解析を意識したリスティングには情報の粒度を最適化する発想が不可欠。ちょうどいい大きさの分類でシンプルな構成。データが溜まるまでじっくり腰を据える我慢。そういったことも忘れてはいけません。クリックを稼ぐだけのリスティング。サイト改善も見据えたリスティング。その違いはアクセス解析を意識した設計・運用ができるかどうかにかかっています。リスティングの最適化がサイト改善につながり、そして、サイト改善が業績UPに貢献する。そんな理想を目指すためにアクセス解析を意識したリスティング設計が必要。同じリスティングでも考え方が違うとその差は時間が経つほど大きくなります。リスティングだけの最適化に走る企業とサイト改善を意識したリスティングに取り組む企業では3年経つとサイトパフォーマンスに大きな差がつきます。ましてやリスティングからのサイト改善にとどまらず、その情報を営業や開発・製造にフィードバックする企業では時間がたつほどに差は広がるばかりです。

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