推測や曖昧な記憶で組織は動かない | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2017年5月19日金曜日

推測や曖昧な記憶で組織は動かない

おはようございます。
昨日は蓄積してきたデータを使って資料を作りました。過去10年分のアクセスデータがベースです。生産財業界のWebサイトの更新頻度は5年~10年の間隔のことが多いのです。そのくらい経つと会社も結構変わっているもの。だから、たまに5年~10年単位のデータを提示することがあります。

推測や曖昧な記憶では組織は動かない


日頃からのデータ蓄積が物を言う

主力製品も時代と共に移り変わり、取引先や競合の顔ぶれも変わるもの。そのなかでクライアントに判断材料を提供する。推測ではなく客観的データで事実を示す。そのために日頃からデータを蓄積しています。クライアントの競合会社のサイトリニューアル時期を報告しました。必要な時に必要なデータがさっと取り出せる。準備ができているのですぐに報告は完了。後は、クライアントが判断し行動するのを待つだけです。競合会社のサイトリニューアルの間隔。それだけの情報が行動に影響を与えることだってあるのです。「最近、ライバルはサイトリニューアルしています。」これでは弱すぎるのです。

データの積み上げと共有が不可欠

「A社は2015年○○月、B社は2016年△△月にサイトリニューアルしレスポンシブwebデザインや常時SSLにも対応しWebサイトに力を入れています。これに対しわが社では前回のリニューアルが2010年1月。モバイル対応やSSLにも未対応です。」このくらいの事実を示せれば説得力は多少上がります。さらに集客への取り組みや更新頻度など具体的に提示する。具体的な事実をどれだけ積み上げることができるか。それが説得力につながるのだと思います。推測や曖昧な記憶で組織は動かない。Web担当者が予算確保し社内理解を得て施策を実行に移すには「思い」だけでなく、「データ」の積み上げと共有が不可欠です。いざというときに必要なデータを提供する。それも大切な仕事の一つ。さっとデータを提示するために日頃から準備が欠かせません。使うことがないこともありますが、データ蓄積は必要不可欠な作業です。

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