驚きの解析結果なんていらない | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2017年7月28日金曜日

驚きの解析結果なんていらない

おはようございます。
Googleアナリティクスをみても概ね分かっていることばかりだから意味がない。そう考える人がいます。経験豊富でセンスの良い人に多い発言です。でも、本当にそうでしょうか?私には違和感があります。


驚きの解析結果なんていらない


丁寧な確認作業は確実な仕事につながる

アクセスデータを見て画期的な発見をすることなんてほとんどありません。データはほとんど予想した範囲のものばかり。だから、価値がない?そんなことはありません。例えば、BtoBだったら休日のアクセスが少ないことはデータを見なくても分かります。でも、どのくらい少ないのか?例外はゼロなのか?土曜日と日曜日に差はあるのか?CVが出たことがあるのか?そうしたことをひとつずつ丁寧に確認することもアクセス解析の大切な役割です。そうした地味な確認作業の積み重ねが大きな差を生みます。分かっているとタカをくくっているのと、ひとつずつ指さし確認をして確実に進むのではやり仕事に差が出ます。分かっているとタカをくくっていることを繰り返すと大切な数字も次第にあやふやになり、判断にズレが生じることだってあるのです。時には思い込みが間違っていることだってあるのです。アクセス解析の大切な役目は正しく現状を把握すること。それが予想の範囲内のことであっても丁寧に確認することが大事。

興味を持ってもらうきっかけに

Webサイトに対する無理解は多くのWebマスターの悩みの一つ。上司や他部署の人にWebサイトの重要性を認識してもらうのに客観的なデータは役立ちます。多くの人がWebサイトを見る時代だから・・・こんなことを言っても説得力はありません。「自社サイトは2年前は月に1,000人の人がアクセスしていたが、今は5,000人に増えています。その理由は・・・」こんな風に客観的なデータをもとにWebサイトの重要性を伝えていくことが大切。そのためにアクセスデータは役立ちます。ユーザーが良く見るページはどこなのか?最もアクセスの多い製品ページはどこなのか?実際の売り上げデータとWebサイトで見られている製品との間に相関関係はあるのか?そうしたことを丁寧にデータで示していく。そうするうちにWebサイトの重要性を周囲が認めるのです。より具体的にデータを使って情報発信することが無理解を解消するには不可欠です。

新しい施策の検証に

最も大切なことは検証にアクセス解析を使うこと。それにつきます。仮説を立て新しい施策を打つ。そして結果を検証し次につなげる。Web上での施策にはアクセス解析による検証が不可欠。予想通りの成果であってもなくても正確に結果をつかむこと。そして、メンバーで情報共有するにはアクセスデータが不可欠。データを元に練られたプランは予想通りの結果になることが多いもの。だからといってアクセス解析に意味がないことにはなりません。

まとめ

アクロバティックな解析でクライアントを驚かせる必要なんてないんです。アクセス解析で新事実を発見!そんなことに気を取られるよりも大切なことは指さし確認のように予想通りの結果かどうか丁寧に確認する作業です。反対に「そんなこと解析しなくても分かる」こういう発想ももったいない。本当にそう思います。

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