2017年9月11日月曜日

不自然な差別化戦略はいらない

おはようございます。
気持ちのいい朝です。秋晴れはいいですね。しっかり準備できていれば実りの秋を楽しめる。そして、収穫を楽しみ、来年に備える。毎年、その繰り返しなんだと思います。自分の仕事も正しく循環を繰り返す。そのことに気をつければいいんです。種をまき、水と肥料を与え、雑草を取り除き、状況に応じ世話をする。当たり前のことを徹底すればいい。そして、結果を受け入れ次に備える。いい加減な仕事をしない。それで成果が出ないとしたらどこかおかしなところがあるのでしょう。それに気づいていないだけ。そういうセルフチェックを続けています。

不自然な差別化戦略はいらない


”差別化が大事”に感じる違和感

アクロバティックなやり方や奇策は好きではありません。普段の仕事でそんなことをするのはやはり、どこかに問題があると思うんです。平凡だからすごい。そういった仕事をしたいと思っています。当たり前のことをやり抜いて結果を出し続ける。そういうありたい。差別化できないんじゃないか、すぐ真似されるんじゃないか?そういったことは気になりません。真似された方がいいんです。それでダメになるようなことはないでしょう。その上で残るのが個性だと思います。それで何も残らないなんてことはやはりないんだと思います。いつからか差別化が大事という論調にちょっとした引っ掛かりを感じるようになりました。差別化を強調するためにひねくり回した作戦。ムリのある姿。いつもの良さを失うような差別化・・・要するに無理やり差別化する姿勢、不自然な差別化戦略です。

”差別化は済んでいる”と考えてみる

それは、学校教育の現場で語られる”個性が大事”の論調に似たものです。個性は見つけなくたって元々あるのに・・・個性があることが前提で、それだけだと社会生活に支障があるからみなと同じ価値観やルールを学ぶ。私にはそう考える方がしっくりくるのです。個性は育てるものではなく元々あるもの。それと同じで差別化できるものは元々あるのではないか?ある時からそう考えるようになりました。だって、すべてのクライアントは厳しいプロユーザーの目に鍛えられ、何年も何十年も生産財業界で生き延びてきているのです。当たり前と感じている事の中にクライアントの個性がしっかり息づいている。普段通りの仕事のなかに価値があり、差別化は済んでいる。そう考えるように変わってきたのです。

等身大の仕事を知ってもらう

普段通りの仕事を知ってもらう。それにこだわればいいだけ。知らないものは検討できない。だから知ってもらう努力をする。事業を続けていく限りやらなければならないことです。等身大の技術や製品、そして仕事ぶりを知ってもらうことが第一歩。そして、それに対する世間の評価に耳を澄ませて足りない部分を補い、改めて知ってもらう。その繰り返しがマーケティング。マーケティングを魔法みたいに感じる必要はないのです。マーケティングも普通の仕事。いつも通りの仕事ぶりを等身大で伝えることから始まります。

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