放っておくと怖い”時間の断片化” | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2017年9月6日水曜日

放っておくと怖い”時間の断片化”

おはようございます。
あっという間に9月のスケジュールは埋まり、10月以降のスケジュール調整が始まりました。といっても予備日は確保しています。こちらの都合で相談は来ないので商売がら予備日の確保は必須です。外出しての打ち合わせは極力避ける。避けることのできない重要なものに厳選する。気をつけていることです。一生懸命働いているようでも、濃い打ち合わせをしているのは稼働時間の半分以下のことがほとんど。大半は移動時間やメール処理、電話などの連絡、そして雑事に費やされがちなもの。過去の経験から移動時間を極力減らすことを意識しているのです。

放っておくと怖い”時間の断片化”


細切れに時間を使わない

そして気をつけているもう一つのこと。それは、細切れに時間を使わないことです。細切れ時間を有効活用!って時間術の本などでは推奨されがちだけど・・・デメリットの方が大きいと思っています。とはいえ自分も性格的にタスクを溜めるのが我慢できず、すぐ処理しがちでした。だから時間が細切れに断片化されてしまい、企画立案や分析業務に支障が出ることもありました。以前はマルチタスクで同時並行で複数のタスクを処理することが多かったのですが、今は一つづつ処理することを徹底しているんです。マルチタスクは究極の断片化だと気がついたからです(ただし、無意識のうちにマルチタスクできてしまう体が覚えた仕事は違います)。同時並行に処理しているつもりになっているだけ。現実には細切れにタスクを切り替えながら処理を続けているだけ。切り替え時間の積み重ねが無駄だし、じっくり深い考察なんてできなくなります。そして気がつかぬうちに目の前のことばかり考え、中長期のことがお留守になりがち。

スケジュールは大きく使う

いまでは大きく時間をとって一つの仕事に集中しています。そして雑務はその合間の気分転換に処理する。そして一休みし、リフレッシュして次の仕事に取り掛かる。以前は1日のスケジュールは30分、1時間刻みのことがほとんどでした。それが今では半日や1日単位のことがほとんど。初めて挑戦する内容だと、まれに1週間一つの仕事でスケジュールを埋めることもあります(時間が読めないためのマージンが多いのですが・・・)。以前はせわしなく飛び回るばかりで、実際には同じことの繰り返しが多かったように思います。その結果、量の拡大ばかりで、質のほうはあまり変わらず・・・。中長期でみればかえって競争力が落ちている・・・という状態でした。そして、それでも仕事が終わらず長時間労働でカバーしがち・・・。肝心の自己投資の時間すら取れない悪循環。それを断ち切れたのも断片化された時間をまとめることを始めたからです。

まとめ

細切れ時間の合間を有効活用。分かりやすいメリットですが、時間を小さく分割しすぎて思考も小さくなってしまっては本末転倒。意識して管理しないと時間は断片化されがちなので大事なことは時間を取ってじっくり取り組む。時短ばかりにとらわれないことも大事ですね。

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