同業だけ見ていても差別化は難しい | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2017年10月5日木曜日

同業だけ見ていても差別化は難しい

おはようございます。
今年は残暑がなく過ごし良い日が続いて助かっています。気持ちよく仕事もはかどります。昨日はふと作業中に仕事の省力化のアイデアが浮かんだので今日から即実行します。定期的な仕事の省力化は効果も大きいので助かります。たかが5分されど5分なのです。これでまた一つのタスクが軽くなる分考え仕事に集中できます。


他業種の良いところを取り入れる

製造業の改善の”まねごと”をして本当によかったと思っています(本家のすごさを知っているので、真似というのすら躊躇われます)。他業種の良いところを取り入れるのは成長の鉄板。このブログでもかなりの割合でものづくり業界の良いところを取り入れ自分の仕事に活用している話をしています。というのも私から見るとWeb制作会社やネット広告会社の効率が決していいものには見えないからです。受注から納品までのスケジュール管理や工程の見直しをはじめ、5S活動やムダ取りの実践などを取り入れれば生産性は劇的に上がりました。まだまだ理想のレベルには程遠いですがそれでも実感しています。

”後れを取らない”だけにしない

やる人の少ない業界だから差別化が簡単なんです。製造業のノウハウを取り入れることがすごく効果的。でも、本家の製造業では誰でもやっていることだから、それで差別化するのは本当に難しい。差別化を実現するには研ぎ澄まされレベルの高い活動をする必要があるのだと思います(というよりも後れを取らないためのものかもしれませんね)。Web制作会社やネット広告会社の業界の良いところも同様。多くの会社が取り入れ切磋琢磨しているところで抜きんでるのは簡単なことではありません。それでもやらなければなりませんが、それだけで安泰というほど競争は緩くありません。

全体を俯瞰してボトルネックを見つけ出す

だから他業種にも興味を持ち、自分の業界では知られていないノウハウや事例を取り入れるという発想も必要なのです。製造業は技術力や生産能力が競争力の源泉。だから、そこにこだわるのは当然。でも、そこで思考停止していないか?立ち止まって考えてほしいのです。さらに営業・マーケティングに踏み込むことが大切なのです。特に中小の生産財メーカーの営業・マーケティングはほぼ手つかずのフィールド。だからこそ、いち早く取り組み自分のものにできれば差別化に効果的。会社のボトルネックは生産?開発?営業?それともマーケティング?調達?全体を俯瞰してボトルネックを解消することで全体最適が図れるのです。

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