購買履歴を使って定期的にエンドユーザーをフォローする | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2013年12月4日水曜日

購買履歴を使って定期的にエンドユーザーをフォローする

おはようございます。
すっかり日が昇るのが遅くなり冬を実感してます。今週からコートを出したのでずいぶん暖かくなりましたが、風邪をひかぬよう気をつけます。

購買履歴を使って定期的にエンドユーザーをフォローする

データベース活用が遅れる中小製造業

生産財業界ではデータベースを使った顧客へのアフターサービスがあまり進んでいません。特に中小製造業では顧客リストのメンテナンスに取り組めばいいほうです。暑中見舞い、年賀状やお歳暮、お中元に活用するだけが顧客リスト役割という企業も少なくありません。取引先の一覧があるだけで、過去の購買履歴がリンクしていないのです。顧客取引については営業が覚えてるだけでアフターフォローや買替えの提案のタイミングは営業の勘と経験にゆだねられます。そして、代理店販売でエンドユーザー情報を持ってないメーカーも多いのです。修理やメンテナンスの要望があって初めてエンドユーザーを知るということがあるのです。

アフターサービスにお客様情報登録は必須

生産財のなかでも特に設備や高額な装置ではお客様情報の登録は必須です。購入から1年以内の修理や保守は無料にするなどお客様にメリットを与えお客様情報登録を進める必要があります。アフターフォローのプログラムを作り、定期メンテナンスや点検、消耗品の取り換えを計画的にもれなく進めるのです。お客様の購入履歴とメンテナンス記録を残して、不要なトラブルを回避して顧客満足を上げるのです。定期的にエンドユーザーと接触できる仕組みを作り、買い替え需要を逃さないようにするのです。そして、追加注文や紹介を頂く機会を作ることが大切です。

Webサイトでもお客様専用ページでサポート強化

お客様情報登録ができたら、Webサイトもお客様専用ページでサポート強化できるようになります。生産財業界では一部の大手企業での活用に限られますが、設備寿命が長く買い替えのタイミングを計ることの難しい生産財では有効な仕組みです。取扱説明書のダウンロードやセルフメンテナンスについての注意点やアドバイス、消耗品や備品の会員価格での提供などVIPとしての限定サービスや会員限定モニターの募集による製品開発への活用も考えられます。

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