Webマーケティングを学ぶとき、忘れられがちな大切なこと | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年4月11日金曜日

Webマーケティングを学ぶとき、忘れられがちな大切なこと

おはようございます。
この季節は新人が配属されWebマーケティングを学び始める人もいると思います。そのときに忘れがちな大切なことを紹介します。

Webマーケティングを学ぶとき、忘れられがちな大切なこと

Webマーケティングの知識は道具

Webマーケティングというと特別な知識がなくてはできないと考えられがちです。しかし、そんなことはありません。技術的なことも必要ですが、それがなくとも使えるToolは多いですし、必要ならエンジニアに仕事を依頼すれば良いのです。これから学ぶ人は業界の情報を貪欲に吸収してWebマーケティングの知識を取り入れていくと思います。当然それも必要ですが、知識は道具であって目的ではありません。大切なことは「誰に」「何を伝えたいのか?」そして、「どうして欲しいのか?」を考え続けることです。

Webマーケティングはマーケティングの一部

WebマーケティングはWebを活用したマーケティングです。当たり前のことですが、忘れがちなことです。マーケティングの目的は顧客を創造すること。そのために業務のフロー全体をデザインすることが必要なのです。Webマーケティングは重要です。しかし、顧客を創造する数多くの中の一部を担っていることを忘れないでください。Webマーケティングだけでは成果は限定的なのです。開発、営業、販促、製造、物流など全体の業務の総合力がWebマーケティングより重要です。

伝統的なマーケティングから学ぶことも多い

雑誌広告やダイレクトメール、展示会、営業キャンペーンなどの伝統的なマーケティング手法を「古い」と切り捨てず、Webマーケティングに取り入れることも忘れられがちな大切なことです。開封率を上げるためのダイレクトメールのノウハウ、レスポンス率を上げるオファー、顧客とのコミュニケーションを深める社内報、大型商談につながる展示会のしかけ、ユーザーニーズを把握した営業提案書・・・Web以外から学ぶことが多いのです。Webマーケティングの歴史はマーケティングの歴史くらべ短いのです。これまでの蓄積が大きな伝統的マーケティングから学ぶことは少なくありません。

まとめ

雑誌営業からWebマーケティングの世界に入った時、「これまでの仕事と何も変わらないな」と感じました。それは「誰に」「何を使えたいのか?」そして「どうして欲しいのか?」という根本部分は変わらなかったからです。

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