効果の薄いアウトバンドを止めて3年経って感じたこと | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年5月9日金曜日

効果の薄いアウトバンドを止めて3年経って感じたこと

おはようございます。
今月も後半まで程よくスケジュールが入り、気持ちよく仕事ができそうです。スケジュールの入れ過ぎに気をつけているのでうまくコントロールできるとうれしいですね。2011年8月からこのブログを始めたころからアウトバウンドスタイルの営業を止めてインバウントへの転換しました。売り込みの電話をかけなくなって3年たちます。新規営業は全て相談を頂いてから始まります。インバウンドを実現するにはWebサイトやブログ、情報サイトや雑誌への寄稿、セミナー、ホワイトペーパーなどのコンテンツを作り続けることがとても重要です。これまでに自分が行ってきて感じていることを書いておこうと思います。

効果の薄いアウトバンドを止めて3年経って感じたこと

コンテンツがユーザーを集める

専門分野の仕事を10年も続ければ、多くの経験とノウハウが溜まっているものです。特に生産財メーカーの関係者は非常に特殊で専門性の高い仕事に携わっています。工業系の専門誌の記事の情報ソースはほとんど編集者ではなくエンジニアのもとにあります。これまでは情報を発表する場が一部のメディアに限られていましたが、今はその気になれば自社のWebサイトを使って発表できるのです。専門性の高いオリジナルの情報は高い価値を持ちます。その情報を求めてユーザーが集まる仕組みをつくれれば、頭を下げて注文を取りに行く必要がなくなるかもしれません。実際、技術情報をコツコツと書き溜めWebサイトに掲載することで大企業から技術相談をコンスタントにもらっている生産財メーカーもあります。

継続は宝なり

自社オリジナルの情報を発信し始めたら、定期的に情報は更新し続けなくてはなりません。Webサイトは自社メディアなのです。1回発行したきりで更新のないメディアに効果は期待できません。いきなり質の高い記事を掲載することも難しいでしょう。しかし、自社の専門分野に関する情報を更新し続けることでライティングのコツもつかめます。そして継続することで信頼感がまし、繰り返しWebサイトに来てくれるユーザーも増えてくるのです。毎日更新することが理想ですが、それよりも無理のないペースで継続可能な更新頻度で情報発信することが大切です。専門分野の記事を継続的に書き続けるための計画をしっかり立てることも重要です。そうしないとすぐにネタがつきいつまでも古い情報のみの魅力の薄い自社メディアになり、ユーザーからの支持を失いかねません。

自分よがりな宣伝はマイナス

コンテンツを定期的に更新するのは最終的にはビジネスにつなげたいからです。しかし、宣伝が強すぎてはユーザーに引かれてしまいます。ソーシャルメディアで自社製品を宣伝し続け知らぬ間にヒンシュクというより・・・ユーザーに無視されてしまうようなものです。プロとして専門技術の動向やノウハウ、試験データやトラブルシューティング、メンテナンス方法などユーザーへのお役立ち情報の提供が重要になります。また企業ブログでありがちな社員の私的な日々のできごとばかり更新するのも企業の公式ブログとしてはあまりお勧めできません。(マイナスにはならないと思いますが・・・)やはりプロフェッショナルな専門家という立ち位置が理想です。けっして食えない経営コンサルタントの様なイメージを持たれないように気をつけなくてはなりません。

まとめ

コンテンツマーケティングを始めて3年まだ手探りの状態が続いています。しかし、やってはいけないこと、目指す方向は自分なりにつかめました。あとは実践。継続は宝なりです。

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