インバウンドマーケティングへの切り替えを妨げる3つの誘惑 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2013年10月31日木曜日

インバウンドマーケティングへの切り替えを妨げる3つの誘惑

インバウンドマーケティングを目指しコンテンツに力を入る時に我慢すべき3つの誘惑。そこで誘惑に負けるとPushセールスに逆戻りします。インバウンドマーケティングまがいの売り込みで失った信用は取り戻すには膨大な時間と努力が必要です。

インバウンドマーケティングへの切り替えを妨げる3つの誘惑

反応が出たら、ついつい売り込む

強力なpush営業で成長した会社に多いのですが、Webサイトのアクセスが増えると反応の良いユーザーに売り込む誘惑にかられます。定期的にアクセスする人、資料ダウンロードをした人、セミナーに参加した人に営業したくなります。ユーザーが営業されることを望むのなら問題ありません。しかし、そうでないなら問題です。インバウンドマーケティングはユーザーからの依頼を受けるまでセールスしないのが原則です。営業を歓迎するユーザーもいますが、それまでの情報提供に徹して売り込まない姿勢に共感して集まってきた人は騙されたと感じます。「それなら最初から売り込みなよ。だまし討ちだよ・・・」そして二度と戻ってこないかもしれません。こいうことが続くと市場自体が荒れてしまいます。

コンテンツを増やしても反応が増えず諦めてしまう

質の良い情報を提供することでユーザーが集まり、ファンになりアクションを起こす。実際にコンテンツ強化を始めてもすぐにアクセスが増えることはありません。最初から良い記事を書くことは難しいことです。多くの記事を書きながらレベルをあげなくてはなりません。そして最初のうちは検索エンジンの評価も上がらずアクセスも思うように伸びないものです。アクセスが増えないと記事を書く手間暇が大きな負担に感じられます。最低でも半年は継続しないと効果は出ません。大変ですが、一旦アクセスが増え始めると記事を書くのが楽しくなります。効果が見えない間を如何に乗り越えるかが重要です。

成果を出すことを急いで計画が破綻する

多くの予算と労力をかけてWebサイトの充実に取り組むと早く成果が欲しくなります。つい無理をして計画が破綻することがあります。いい記事を書いて、アクセスが増え始め、リピートに育ち、ファンになって行く。その結果カタログなどの資料ダウンロードも増え始め、メールマガジン読者が増え問い合わせも増えてくるのです。そのステップを無視して無理な計画を立ててないかチェックすることも必要です。

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