Webサイトは永遠に未完成 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年9月12日金曜日

Webサイトは永遠に未完成

おはようございます。
少し寝坊して遅めの始動です。今日1日頑張っていい休暇を過ごしたいですね。Webサイトのリニューアルを計画するとき完璧なWebサイトにしようと気合を入れるかもしれません。しかし、それが大きな勘違いだと思うのです。Webサイトは完成品になることはありません。永遠に未完成なのです。

Webサイトは永遠に未完成

情報の鮮度を保つ

Webサイトには情報の鮮度が求められます。サービス終了したメニューがいつまでもそのままになっていたり、すでに販売している新製品がトピックスに少し紹介されているだけ・・・そんな何年も更新されてないWebサイトをよく見かけます。更新は労力がかかり負担が大きいのです。しかし、製品やサービスは変化します。Webサイトだけが何年もそのままで良い訳はありません。更新して情報鮮度を保つ必要があるのです。更新するネタ(コンテンツ)は自社で考えるしかありません。Webがらみの業務はなるべくコンテンツ作りに注力し、そのほかの業務は外注に任せることも選択肢の一つです。Webサイトに載せる中身は外注すべきではありません。(原稿への相談に乗ってくれる外部ブレーンは貴重な存在です。)自社の技術・ノウハウを分かりやすくまとめるのです。「すごい技術だな。便利な機能だね。やっぱりプロは違うなあ。」ユーザーがそう感じるような原稿を作り、更新することが重要です。

リニューアルに予算をすべて使わない

「魅力的なWebサイトをつくりたい。」「古くなったWebサイトを一新したい。」多くのWeb担当者はそう考えてサイトリニューアルを考えます。そして、多くの予算をリニューアルに使い、ゴールしてしまう・・・。これでは上手くいかなかったとき、次の手が打てません。Web関連の予算は、制作費+運営費で考えましょう。予算のすべてをリニューアルに使わず、リニューアル後の改善やページ追加に対応できるよう予算を残しておくのです。そうすれば月々の運営費が確保できます。リニューアル後の反応を見ながら軌道修正ができます。Webサイトは生き物です。完成品を作って終了というものではありません。生産現場の改善活動と一緒です。設備の新規導入してゴールでなく、改善を続けていますよね。それと一緒なのです。市場変化に合わせて変化し続ける運営が成果に差をつけるのです。

ユーザーは常に変化する

生産財の購入は一般消費財と比べ、契約額が大きく購入の影響が多岐にわたることが多いのが特徴です。検討はプロによるシビアな比較がされます。そして組織的な判断がなされるのです。調査、情報収集は長期間にわたることもあり、初期段階では水面下で調査が進行することが多いのも特徴です。このことを前提にWebサイトを運用する製造業が少ないのです。そのためWebサイトで成果が上がらないのです。BtoBのなかでも特にシビアな比較検討が行われる生産財。そのための調査にWebサイトは活用されます。ユーザーの調査に必要な情報を提供できるのか?検討に必要なQCDがわかりやすく掲載できているか?そしてその根拠となるデータが開示されているか?契約後のサポートは安心か?ユーザー視点でWebサイトのコンテンツを見直してはいかがでしょうか?そしてユーザーの求めるQCDは状況によって変化することを忘れてはなりません。その変化に合わせてWebサイトも少しずつ更新していくのです。

まとめ

Webサイトは公開することがゴールではありません。完成品などできないのです。市場もユーザーも変化します。だから運用が大切で、少しずつ変化に合わせWebサイトも変えていくことが必要です。

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