直帰率やコンバージョンも離脱の一種 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年10月30日木曜日

直帰率やコンバージョンも離脱の一種

おはようございます。
9月後半から毎朝歩くようにしたおかげで、体が多少スリムになりました。朝の運動がこんなに気持ちがいいならもっと早くからやっておけば良かったと感じています。今日は何を書こうかなかなか考えがまとまらないまま昔のブログ記事から糸口を見つけようとしています。

直帰率やコンバージョンも離脱の一種

「コンバージョンも離脱」にある見落とし

2013年1月の投稿に「コンバージョンより離脱に注目」という記事を書きました。こんなこと書いたけど、ちょっと違うなと感じたのです。自分で書いておいて申し訳ないのですが、そのときはコンバージョンばかりに注目する人が多いけど、コンバージョンも離脱の一種だ、というところで考えが止まっていたのです。実際にはコンバージョンと直帰にばかり注目が集まるけど両方とも離脱の一種で本当は離脱分析が大切だというべきだったのです。悪い離脱と良い離脱の両極端ばかりに注目してもそれはユーザーの気持ちを代弁することにはならないと思うのです。Webサイトの運用レベルが上がれば上がるほど、直帰するユーザーは減る傾向があります。そしてコンバージョンはいくら増えても過半数を超えることは考えにくいものです。だから直帰でもなくコンバージョンでもない離脱にも注目する必要があるのです。

離脱だけ見ても原因はわからない

とても大切な離脱分析ですが、離脱ページだけを見てもユーザーがWebサイトを離れた理由は分かりません。それを推測するには、どうやってWebサイトを見つけて、どのページを遷移しWebサイトを後にしたのか?一連の流れを追わなければなりません。そして離脱ルートは非常に多いので流入経路ごとに丁寧に分析する必要があります。(すべてを分析するのは効率が悪いので、影響度の大きな流入経路を重点的に分析するのがお勧めです。)

固定観念を排除する

離脱経路を分析する時の落とし穴は固定観念です。ビジネス経験が豊富で多くの実績を持つ人は、「ユーザーはこういうものだ。」とい思いがちです。データを見る時に固定観念は邪魔になります。初めから結論を決めてかかるのなら、データを見る必要はありません。まずは数字で事実をつかむこと、そして解釈はその後で行うことが大切です。自分の経験を元にデータを読み込むと思わぬ失敗の原因になります。

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