CMSを入れたらWebサイトが更新できるわけじゃない | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年4月6日月曜日

CMSを入れたらWebサイトが更新できるわけじゃない

おはようございます。
サイト更新や修正が遅いと業務が進まずタスクが溜まります。より良いものにすることは大切ですが、時間は有限。期限を切ってその中で最善をつくすことがもっと大切なのではないでしょうか。更新が遅れることで機会ロスが大きくなり、その間に市場も変化することを忘れてはなりません。ストレスなくWebサイトを更新するにはCMSを使うのがお勧めです。しかし、その前にやっておくことがあります。

CMSを入れるだけで更新しやすいWebサイトは作れない


ページごとに内容とレイアウトを最適化しない

ページごとに内容に合わせてレイアウトを最適化していては、ページ公開に時間がかかりすぎてしまいます。そしてページごとの最適化が全体最適にならず、かえってバラバラな印象を与え情報が見つけにくくなってしまうことさえあるのです。更新しやすさと分かりやすさを両立するにはページ情報を共通化する必要があります。情報の共通化によって、更新が容易になるだけでなくレイアウトに統一感が出ることでユーザーから見てもどこに何が掲載されているか分かりやすくなるのです。Webページのテンプレート化はユーザー視点で利用することがポイントです。更新しやすくユーザーの利便性も向上するためにテンプレート化は有効です。

製品情報を項目に落とし込む

CMSを有効に機能させるには、フォーマットが統一されていることが前提です。製品情報の場合、製品名、概要、特長、価格、スペック、納期などの情報があります。ユーザーに製品を検討してもらうために必要な項目を洗い出します。製品情報を項目に落とし込むことで共通化できる情報を検討していくのです。そして項目ごとにルールを決めて運用のスピードアップを図ります。

何を選んでいいか分からない一覧ページにしない

製品点数が多いと一覧ページが必要になります。ユーザーが自分に合った製品を選べるようにする役割です。ユーザーの知識レベルに合わせた情報を用意します。一覧ページなので必要最低限の情報で一覧性を確保しつつ、製品詳細ページを見てもらえるように内容とレイアウトを検討します。製品情報で洗い出した項目から自分に合った製品を選ぶために必要最低限の情報に絞り込みます。生産財メーカーでよくある一覧ページの失敗は型番からしか製品が選べないものです。型番の違いだけで機能や性能、価格の違いは理解できません。ユーザー視点に立ってニーズに合った製品が選べるかチェックする必要があります。

まとめ

CMSを導入するにはWebサイト運用のルール化が欠かせません。Webサイトの構造をフォーマット化して、運営スピードを上げつつ、ユーザーの利便性も両立することが大切です。

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