ニッチキーワードの方が直帰率が高くなるケース | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年1月9日金曜日

ニッチキーワードの方が直帰率が高くなるケース

おはようございます。
今日は生産財のリスティングで見られる面白い現象について紹介したいと思います。一般的にはビックキーワードでのリスティングは直帰率が高くなりがちで、ニッチキーワードに絞り込んで集客すれば直帰率は低くなる傾向があります。それが一部の生産財では反対にニッチキーワードに絞り込んだら逆に直帰率が高くなってしまうことがあるのです。

ニッチキーワードの方が直帰率が高くなるケース

ニッチキーワードとは

ニッチキーワードとは、検索する人の少ないキーワードのことを指します。複数キーワードを掛け合わせて検索する場合や非常に専門性の高い一般の人が検索しないキーワードが代表的な例です。最先端の技術領域で一般に認知されていない専門用語はほぼニッチキーワードといってもいいでしょう。リスティングを行う際一般論として競争も少なく比較的低コストで質の高い集客が狙えるメリットがあります。

直帰率が低くなるニッチキーワード

一般論としてはユーザーのニーズがあいまいで意味の広いビックキーワードで集客を行うと、受け皿となるランディングページの焦点がぼやけ、様々なニーズを持つユーザーが訪問するため直帰率が高くなります。反対にニッチキーワードはユーザーニーズが明確になりより具体的な情報を求めるためランディングページもニーズにマッチした情報を用意しやすく、マッチング精度が上がるので直帰率は低くなる傾向があるのです。

直帰率が高くなる例外

しかし、一部の専門家やエンジニアが取り組んでいる特殊な技術領域で使われるニッチキーワードの場合は状況が少し変わってくるのです。あまりにもユーザーの知識レベルが高いため、ありきたりな情報はニーズに合わず、ニッチキーワードになればなるほど直帰率が高くなるという逆転現象が起こることがあるのです。場合によっては情報を求めてユーザーの方がより多くの情報を知っていることもあり得るのです。ユーザーの求める情報がランディングページ用意することが基本です。ニッチキーワードであればあるほど、より詳しい情報を用意する必要があるのです。専門性が高すぎて情報が用意できない場合は予算を使って集客すべきではありません。

この記事もおすすめ

このブログを検索

このエントリーをはてなブックマークに追加