使い古されたノウハウは何度でも使うべし | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年8月19日水曜日

使い古されたノウハウは何度でも使うべし

おはようございます。
もうすっかり長かった夏期休暇は随分前のことに感じます。2日の時間って大きいですね。今日も大切なクライアントのミーティングです。どれだけ生産性の高いミーティングができるか今から楽しみです。そして決めたことを実行し検証し次に生かす。単純ですが凡事徹底ほど確実なことはないと思います。奇策も時には必要かもしれませんが、王道の積み重ねの中でたまに使う奇策だから効果的なのではないでしょうか。

使い古されたノウハウは何度でも使うべし


策士策に溺れる

策を軽視するわけではありませんが、愚直に信じた道を突き進む人の方が私は好きです。要領よくその場をうまく渡っていく人より、真正面から愚直に挑む人を応援する人が多いのではないでしょうか。策士的なコンサルティングを求めるならば優秀な人は多くいると思います。しかし、それは自分の持ち味を生かす道ではないと思っています。「継続は宝なり」「凡事徹底」こういう姿勢をどれだけ貫けるかで勝負したいと思っています。そして三方よしを実践できるマーケッターになるのが理想です。反面教師として「策士策に溺れる」ことのないよう自分を戒めています。

コンサルタントは黒子

そして、ある時からコンサルタントは黒子であるべきという思いが強くなっています。凄腕のコンサルタントのおかげで成功したというサクセスストーリーに共感ができないのです。成功はクライアントの力。コンサルタントは黒子だと思うのです。でもコンサルタントがへなちょこではかっこ悪いですよね。だから、クライアントの本来の力を出す邪魔をしないように励んでいます。もううろ覚えですが、一切表部台に顔を出さなかった凄腕の音楽プロディーサーを紹介した番組を見たことがありました。そのプロディーサーがお亡くなりになった後、数々の有名ミュージシャンが番組に出てそのプロデューサーの偉業を語っていたのを見て「本物のプロだな」と感動しました。その番組を見てから人前で話すことを躊躇するようになりました。苦手だった人前でのプレゼンにようやく慣れたところだったので、すごくもったいないという気持ちとの狭間で気持ちが揺れました。コンサルタントにも新規開拓の手段としてPR活動は重要です。しかし、主役はクライアント。コンサルタントは黒子であるべきというのが今の自分の考えです。だから成功事例を自分のアピールにならないよう気をつけようと思います。クライアントの良さを伝え、マーケティングに興味を持ってもらえるツールとしての成功事例。それが理想です。

古いノウハウでも効果のある限り使い続ける

そうそう、いつの間にか話がわき道にそれてしまいました。クライアントの本来の魅力を引き出すためなら、それが誰でも知ってる使い古されたノウハウやツールだってかまわないということを書きたかったのです。自己アピールが目的ならば奇策のほうが効果的かもしれませんが・・・。しかし、主役はクライアント。平凡なキャンペーンでさえ成功させてしまうことがクライアントの魅力の証明になったほうがよっほどいいのです。策士がいたから成功したといのは微妙・・・策を使わなく王道のやり方で成功するのはクライアントの魅力を証明するいい手段。そんな愚にもつかないことを考えながら今日のミーティングに向かいます。今日も1日よろしくお願いします。

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