キーワードが増えるリスティングは赤信号 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2016年11月7日月曜日

キーワードが増えるリスティングは赤信号

おはようございます。
リスティングの新規アカウントの設計が続いています。しばらくぶりだと感覚が鈍くなり元に戻すのに苦労します。とはいえ慣れた設計です。しばらくすれば感覚は戻ってくるでしょう(笑)

キーワードが増えるリスティングは赤信号


キーワードの洗い出しより大切なこと

リスティングの設計はいつも同じプロセスで進めています。クライアントから営業戦略をヒアリングし、同業者の動きを調べ、そのうえでターゲットとする市場ユーザーを決めていきます(簡単に3C分析やSWOT分析を行います)。そして、何を伝えユーザーにどうして欲しいのか?Webサイトの役割と目標を理解する。これでようやくリスティングの設計に取り掛かれます。リスティングはWeb集客の一手段。だからこそ元となるWeb戦略、さらには営業戦略を理解しておく必要があるのです。クライアントからも評判の良いプロセスです。リスティングの依頼が自社戦略の再確認にもなるからです。そして営業戦略、Web戦略を理解しなければキーワード選びもできないのです。キーワード選びはキーワードを使ったターゲットの絞り込み。ターゲットは広げるのではなく絞り込むのが基本です。キーワードを洗い出すことはツールを使えばいくらでもできます。

キーワードを削ることでターゲティングの精度を高める

しかし、キーワードを削ることはクライアントを良く知らなければできません。最初はなるべく多くのキーワードを洗い出す。そして営業戦略、Web戦略に沿って優先順位に応じキーワードを削っていく。そのうえで削ったキーワードは捨てずにマーケティング情報として活用します(コンテンツのヒントや除外キーワード、競合会社のリサーチ)。キーワード選定が進むにつれてリスティングはシンプルな設計になっていく(キーワードも少なくなっていく)。それが一般的なプロセスです。設計が進んでもキーワードが減らなかったり増えてしまうということはプロセスのどこかに問題がある証拠。曖昧なターゲティング、戦略変更、ヒアリング不足、そしてキーワードの漏れや抜け・・・それらが原因となり設計が進んでもキーワードを適切に削ることができないのです。ターゲティングは絞り込みです。ターゲットを広げるのはイレギュラー。リスティングも同じこと。キーワードと広告文、リンク先を使ってターゲティングするのです。設計が進むにつれキーワードが増えるとしたらそのリスティングは赤信号だと思います。

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