生産財業界ではリスティングでコンバージョンは取れない? | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2013年10月9日水曜日

生産財業界ではリスティングでコンバージョンは取れない?

生産財は消費財と違うからリスティングでコンバージョンは取れない。こういう話を聞くことが時々あります。

生産財業界ではリスティングでコンバージョンは取れない?

生産財のリスティングでもコンバージョンは出ます

たしかに毎日何件、何十件もコンバージョンが出ることはありませんが、1案件1,000万の商材でもリスティング経由でコンバージョン(引合)が出ます。私の経験ではリスティングからコンバージョンが出ないことはありません。問合せ完了レベルでも月に5~20件くらいは出るものです。資料請求やCADデータ、カタログデータダウンロードだともっと多くのコンバージョンが出ます。オーガニック検索からのコンバージョンの方がリスティングよりも多いことは確かですが、上手くリスティングが機能すれば長期的にオーガニックからのコンバージョンも増える傾向があります。それはリスティングが起点となってWebサイトの新規訪問を増やしリピーターとなったユーザーが後々コンバージョンにつながるからです。

生産財はコンバージョンが出るまでに時間がかかる

生産財のリスティングでは一つ注意点があります。それはリスティングを始めてすぐにコンバージョンが出ることはほとんどないということです。リスティングを始めて2~3か月はあまりコンバージョンは出ません。(本格的に成果が出るのは6か月くらいかかることが多いように思います。)リスティングを始めた当初は広告の掲載結果を見ながら微調整が必要です。ある程度、狙い通りの集客をするのに時間もかかりますし、生産財購入は検討スパンが長く複数のキーマンが絡むことが多いのでコンバージョンまでに時間がかかるのです。リスティングを始めて1か月くらいで効果が見えないと止めてしまう企業が時々ありますが、それが一番のお金の無駄遣いだと思います。生産財のリスティングはやるなら最低1年間は続けないと意味がありません。

コンバージョンの取れないリスティングの原因

  1. キーワードの質が悪い
  2. 広告文に問題がある
  3. ランディングページとの関連性が悪い
  4. Webサイトの導線が悪い
  5. 予算や入札価格に問題がある
この5つに絞られます。コンバージョンの取れない原因ついては改めて紹介します。



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