サイト内検索のキーワード情報をサイト改善に生かす | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年3月20日木曜日

サイト内検索のキーワード情報をサイト改善に生かす

おはようございます。
サイト内検索を導入しているなら、アクセス解析でサイト内検索キーワードを分析するのがお勧めです。

サイト内検索のキーワード情報をサイト改善に生かす

サイト内検索のキーワード分析が有効なWebサイト

サイト内検索はシェアの高い大手メーカーで導入されることが多いのですが、基本的にはぺージ数の多いWebサイト、アクセス数の多いWebサイトならば有益な情報をサイト内検索から得ることができます。

製品アイテム数の多いWebサイト

半導体、電子部品、センサ、ベアリングなど製品アイテム数の多い部品メーカーのWebサイトや通販サイトはサイト内検索で得られるキーワード情報が貴重なマーケティングデータとなります。アイテム数の多いWebに訪問したユーザーは目的の製品を探すためにサイト内検索を使うことがあります。例えば、使用中の製品情報を確認したい既存顧客であれば型番検索することが考えられます。

指名入場の多いWebサイト

業界内でトップシェアを誇る会社では、会社名検索やブランド名検索、そしてお気に入りやダイレクトアクセスなどその会社のWebサイトを指名してアクセスするユーザーが多いものです。こういったリピーターの多いWebサイトでは通常の検索キーワード情報ではつかめないユーザーニーズをサイト内検索のキーワード情報から推測することができます。特にGoogleからのキーワード情報は(not provided)の割合が非常に高くなってキーワード情報を取得できなくなっているので貴重なマーケティング情報として活用する価値があります。

サイト内検索で得られる3つの気づき

サイト内検索はユーザーニーズの宝庫です。わざわざWebサイトに来てくれて、さらにサイト内でリクエストをしてくれたのです。なぜサイト内検索したのかユーザーの目的と行動を把握することで多くの気づきが得られます。

サイト内検索はどのくらい使われているのか?

サイト内検索をしている人の割合を知ることができます。利用状況レポートでサイト内検索された訪問数とそれ以外の訪問数を確認できます。



何が検索されてるか?

ユーザーが自分の言葉で検索したキーワード情報は、サイト内検索キーワードレポートを使えば確認できます。キーワードをカテゴリーに分けることでサイト内検索を使うユーザーのニーズの傾向や大きさをつかむことができます。検索回数を確認することでニーズの大きさをつかむことができます。また、特定のユーザーがどのようなニーズを持ってサイト内検索をしているか確認することも可能です。例えばリピーターと新規ユーザーでニーズの違いを確認する。社名検索など指名入場でアクセスしたユーザーのサイト内検索キーワードを調べることでより具体的にユーザーニーズをイメージすることができるのです。

型番検索の分析は必須項目
生産財のWebサイトではサイト内検索はリピーターや指名入場者による【型番検索】がとても多いように感じます。既存顧客による型番検索を分析することは顧客満足に直結するとても重要なデータです。型番をカテゴリー別に分類してニーズの大きさをはかり導線改善に役立てたり、営業や技術へフィードバックして情報共有することでWebサイト以外の改善にも役立てることができます。

サイト内検索の結果に満足しているか?

せっかく使ってもらったサイト内検索に満足してもらえているか?確認するには「結果のページビュー数/検索」という指標が役立ちます。検索結果に表示されたページを何ページ閲覧したか確認できるのです。ユーザーが求めた情報がすぐに得られたか、なかなか見つからなかったかも推測でき、不満解消のヒントをつかむことができます。基本的にはページ数が少ないほどすぐに目的の情報が見つかった可能性が高いと考えられます。逆にページ数が多ければ多いほどニーズは強いのに情報にたどり着けなかった可能性があり改善すべきポイントになります。



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