これまでのコンテンツ(≒資産)を活かすサイトリニューアル | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年4月24日木曜日

これまでのコンテンツ(≒資産)を活かすサイトリニューアル

おはようございます。
そろそろ今年の目標にしていた資料作りに取り掛かることにしました。このブログの記事をまとめ直してつくる資料ですが、再構成して足りない部分を書き足します。これまでに879本記事を書き溜めてきたからできることだと思います。大げさかもしれませんが書き溜めた記事は資産なのです。これまでの資産を生かし切れていないサイトリニューアルは勿体無いと思います。


サイトリニューアルで資産を捨てない

これまで100社以上の製造業のWebサイトを診断してきました。診断したサイトは気になるもので、時々「あのサイトどうなったかな?」とチェックしています。Web診断はサイトリニューアルを検討している時期かサイトリニューアル後に依頼されることが多いのです。だから診断後半年~1年もすれば多くのWebサイトがリニューアルされています。最近のリニューアルで感じる問題があります。それは、これまでに作ったコンテンツ≒資産を捨てゼロから作り直したように感じるリニューアルです。デザインや導線はとても良くなっているけど、これまでに溜めた資産を生かし切れていないのです。リニューアルするたびにコンテンツが充実することが望ましいのです。製品情報を固め、次に裏付けとなる技術情報・事例紹介、そしてユーザーを安心させるサポート情報・実績と計画的にコンテンツを充実させるリニューアルが少ないように感じています。

Webサイトのコンテンツは資産

私的なブログですら書き溜めたコンテンツは資産なのです。会社の公式サイトのコンテンツはとても大切な資産です。生産財業界は各社が専門性の高い技術を有しています。自社の製品やサービスに関連した情報はなかなか真似のできない価値があるのです。しかし、自社のユニークな強み・持ち味を過小評価する企業が多いように思います。普段提供している製品やサービスをなるべく詳しくWebサイトに公開し、自社の技術や専門分野に関する記事を書き溜めていくことが資産になるのです。価値のあるコンテンツは増えれば増えるだけライバルがすぐには真似できない大きな集客の財産となるのです。

コンテンツづくりには労力がかかる

製品やサービス情報をQCDに沿って詳しく紹介することが最初に行うべき第一歩です。これができるだけでも他社に対し大きなアドバンテージになるのです。そして、ユーザーが検討に必要なQCDをWeb上で公開することにはいくつも障害があるものです。障害をクリアして、コンテンツをつくるのは労力がかかります。価値のあるコンテンツをつくるにはPDCAを回してコンテンツ作りのノウハウを自社に溜める必要があります。コンテンツづくりには労力がかかるからこそ、資産として大切に活用して欲しいのです。

まとめ

サイトリニューアルはこれまでのコンテンツを活かしその上に新しい情報を追加して発展させるべきです。リニューアルのたびにスクラップアンドビルドを繰り返し、見栄えだけがよくなってもBtoBでは大きな成果は期待できません。

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