メールマガジン発行するならやって欲しい最低限のこと | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年6月18日水曜日

メールマガジン発行するならやって欲しい最低限のこと

おはようございます。
Webサイトに問合せした人や展示会来場者など接点客とのコンタクトを切らさないためにメールマガジンは有効な手段です。多くの企業がメールマガジンに取り組みますが、労力の割に効果が見えないという声をよく聞きます。少し工夫するだけでも反応が変わるものです。最低限したほうがいいことを紹介します。

メールマガジン発行するならやって欲しい最低限のこと

定期発行を続ける

メールマガジンの基本は読者の役に立つ情報を提供すること、定期発行を続けることです。しかし、生産財業界ではマーケティングに携わる組織やスタッフが不足がちで労力のかかるメールマガジン発行は少なからず負担となります。だから継続可能で読者にとってもちょうど良い発行頻度を検討する必要があります。例えば、長期間使用し新規購入が数年に一度あるかどうかの設備ではあまり頻繁にメルマガを送っても効果は期待できません。メールマガジンを発行するなら1年に一度か半年に一度、お役にたつメンテナンス情報をお送りする程度がちょうどよいのです。逆に読者が常に興味を持つような製品なら頻繁にメルマガを出す価値があります。メルマガというと月に1度は出さなくてはと思いがちですが、読者が業務で必要な情報が何か?どの程度の間隔で情報を出すのがベストか検討が必要です。半年に1回発行がベストのケースだってあります。必要以上にメルマガを送っても効果が出ないし、それが面倒に感じると読者は逃げます。メルマガも読者視点で定期発行を続けることが必要です。

読者の反応を見える化する

メールマガジンの読者が1日に受け取るメールの量は非常に多いものです。大量のメールの中から優先的に読まれるのは業務連絡やお客様からのメールです。だからメールマガジンは興味のあるテーマや自分から登録したものでないとなかなか開封されないものです。しかし、メールマガジンに登録している読者はとても大切なユーザーと見込み客です。

メールマガジン登録読者

  • 取引先
  • 展示会来場者
  • 営業マンが名刺交換した見込み客
  • Web経由で資料請求した見込み客
  • 雑誌広告のレスポンスなど

大切な読者に多くの労力をかけて送るメールマガジン。低い開封率ではもったいないのです。問題点を一つずつ改善することで少しでも多くの人に読まれるように工夫する必要があります。その時に必要なデータは読者数、開封数、クリック数です。できたらメールマガジンの本文のリンク先をWebサイトにするとさらに詳しくアクセス解析で分析できます。メールマガジンからWebサイトへ何人来たか?どのページに興味を持ってもらえたか?どのくらいページが読まれたか?資料請求までした人は何人いるか?ここまで見ることができます。メールマガジンからWebサイトのアクセスを見える化して検証を行うことでPDCAサイクルを回すのです。メール配信ソフトとアクセス解析を使ってメールマガジンの見える化を行います。メールマガジンは接点顧客への興味・関心の育成に役立つ重要なツールです。データを根拠に改善を積み重ねていきましょう。

登録解除は簡単に

「1件でも商談に育てばラッキー」とマーケティング担当者は考えがちですが、顧客の側に立てば勝手に送りつけられるメールマガジンは有難いものではありません。送られる情報が役に立つものであればいいのですが、単なる売り込み情報だと敬遠されます。読者に役立つメールマガジンにするためにデータ分析して改善することは当然ですが、もし読者が不要に感じたときは簡単に登録解除できるようにしておく必要があります。当たり前のことですが意外と登録解除のできない、もしくは非常に面倒なメールマガジンがあります。解除できないメールマガジンは企業イメージを損なうことを忘れてはなりません。

まとめ

一度コンタクトしていただいた貴重なユーザーや見込み客に送るメールマガジン。労力の割に効果が見えないのではもったいないですね。展示会、広告宣伝費、Web制作費などマーケティング予算をかけて獲得した貴重な読者です。大切に情報提供してコンタクトを切らさないことが大切です。

この記事もおすすめ
PDCAが自然に回るちょっとしたコツ
顧客理解がマーケティングの要
コンバージョンの再現に知恵を絞る

このブログを検索

このエントリーをはてなブックマークに追加