アクセス解析でよくある誤解 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年9月16日火曜日

アクセス解析でよくある誤解

おはようございます。
3連休を利用して自宅の模様替えを行いました。ちょっとしたことなのですが、とても気分がいいですね。さて今日はアクセス解析でよくある誤解について書きたいと思います。

アクセス解析でよくある誤解

アクセス解析にできること

アクセス解析にできることは現状把握と問題の特定です。アクセスデータを蓄積し過去と比較することで「どこで問題が起きているのか?」問題を見つけるがアクセス解析で出来ことです。大切なのは問題がどこで起きているか絞り込むことです。
  • アクセス件数、
  • 問合せ件数
  • 資料請求数
  • 見積もり依頼件数
  • CADデータダウンロード数
  • サンプル依頼数・・・・
これらの数字が減った場合、どこで減っているのか?アクセスデータを元に場所を特定していくのです。変化のあった前後のデータを比較してどこで問題が起きているかを探すことが第一ステップです。それがアクセス解析にできることです。最初にデータを漏れなくダブりなく洗い出し、問題個所を絞り込むことがポイントです。直観に頼りピンポイントで問題を特定してしまうと隠された大きな問題点を見落とす可能性があります。そして、問題個所が見つかったらそこを重点的に掘り下げて分析するのです。

原因も改善策も書いていない

アクセス解析には問題の原因も改善策も書かれていません。アクセスデータが記録されているだけです。

原因特定

問題個所が見つかったら、原因を深掘りします。しかし、アクセス解析に問題の起こった原因は書かれていないのです。だから市場環境や現場の情報を参考に原因を考えます。「なぜ」をキーワードに何度も「なぜ」を繰り返し、表面的な現象から根本的な原因を突き止めるのです。競合会社のWebサイトとの比較も役に立ちます。ユーザーは多くの場合複数のWebサイトを比較検討しています。競合と比べることで原因をつかむヒントが見つかるのです。アクセス解析で原因が分かると誤解していると問題と原因を混同してしまいがちです。問題特定している最中に原因についても考えてしまうことが多いのです。問題が絞り込まれていないので、様々な問題についての原因が混ざってしまい、混乱しやすくなります。そして、手間がかかり過ぎ効率が悪くなります。

改善策

改善策も同様にアクセス解析には示されていません。アクセス解析にできることは改善策が正しく機能したか検証することです。予想される「コスト」「効果」「時間」から最善の案を選び、「いつまでに」「誰が」「何を」「どうする」を決めるたら、改善目標を設定し、アクセス解析で改善策を検証します。

まとめ

アクセス解析はWebサイトの問題を見つけるのに便利なツールです。決して原因を見つけたり、改善策を見つけるツールではありません。

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