軽視しないで!Googleアナリティクスのエリア分析 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年11月21日金曜日

軽視しないで!Googleアナリティクスのエリア分析

おはようございます。
このところすっかり寒くなり日が昇るのも遅くなりました。時間がたつのが早いですね。今日1日頑張っていい週末を迎えたいと思います。

軽視しないで!Googleアナリティクスのエリア分析

売り上げと比べる

アクセス解析でエリア分析は軽視される傾向があるように思えてなりません。エリア分析で営業に生かせる情報が見つかることがあるので、スルーするのはもったいないと思います。問題意識なくエリア別のアクセスデータを見ると「やっぱり首都圏はアクセスが多いな」「人口比率と同じじゃん」と身も蓋もない話になりがちです。しかし、自社の売り上げデータとエリア別のアクセスデータを比較することで伸び代の大きなエリアを見つけ、なぜそのエリアで売り上げが伸びていないのか?逆にアクセスが少ないのに売り上げが高いエリアでは何を行っているのか?気づきを得るきっかけにすることができるのです。

顧客は特定できる?

生産財業界特有のエリア分析ですが、専門性が非常に高い業界ではアクセスエリアを見ただけで凡そどこからのアクセスか推測することができます。あくまでもたとえ話ですが人工衛星にしか使わない一部の専門家が必要とする技術の場合、エリア分析をすることで凡そどこからアクセスされているか推測がつくのです。実際にクライアントとアクセスエリアのデータを元に話をすると特定の事業所や施設の名前、場合によってはコンペ中の案件の話がどんどん出ます。そして、アクセスが集中するタイミングで実際に案件が動いたり、引き合いが来て商談がまとまったことも何度か経験しています。人工衛星ほど特定しやすいものがほとんどということはありませんが、それでも生産財の場合特殊なものが多くエリアを詳細に見ていくと分かることがBtoC以上に多いのです。とくに業界を熟知したベテランが見ると気づきが多く、エリア分析は無視できない貴重な情報です。

事業所の頑張りも理解できる

極端な場合、特定の営業や事業所が際立った活動をするとエリア分析でデータに現れることがあります。例えばイベントやキャンペーンです。それはエリアの制約を色濃く受けるからです。営業所でイベントやキャンペーンを企画したら、いつもよりもそのエリアのアクセスが多くなることがあるのです。仮に最終的な結果が上手くいかなくとも多くのお客様が興味を持ってWebサイトを見た可能性があるのです。そして、アクセスが増えたのになぜ上手くいかなかったのか?考察することで次へのヒントが見つかります。

まとめ

アクセス解析でエリア分析は軽視されがちな印象がありますが、だからこそ、しっかりと使いこなせれば他社と差をつける貴重なヒントを見つけることができるのではないでしょうか。

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