ユーザー視点でWebサイトをチェックする | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2014年11月4日火曜日

ユーザー視点でWebサイトをチェックする

おはようございます。
今日はなかなかネタを思い浮かばないので、以前書いた記事を再編集したいと思います。

ユーザー視点でWebサイトをチェックする

ユーザーが求める情報は何か?

ネットを使って情報収集する人の多くは何らかの答えを探してます。
  • 課題を解決するためのヒント
  • 興味のある製品
  • サポート情報
  • 業界動向やトレンド
  • 取引先や競合会社
  • 就職や転職情報
  • 研究や開発テーマの参考
  • IR情報など企業情報
このような情報を探すためにネットを使うのです。あなたのWebサイトを見る人も情報を探してるのです。例えば製品情報を探す場合でも、状況によって欲しい情報は変わります。
  • 製品を比較したい
  • 製品スペックにこだわり探してる
  • 製品の使用事例や実績を気にしてる
  • 製品がISOやRoHS指令に対応するか調べてる
  • 製品の操作方法を知りたい
  • 製品のサポート情報やメンテナンス情報を知りたい
  • CADデータをダウンロードしたい
  • 製品の概算コストが知りたい・・・・
ユーザーの欲しい情報はもっと多くあるはずです。Webサイトで取引のきっかけを掴むには、ユーザーが求める製品情報を掲載する必要があります。どんな場面で自社製品に興味を持つのか?そのときにどんな情報を求めるのか?突き詰めて考えることが大切です。成果を出すWebサイトは製品情報が充実してます。

Webとカタログは違う

製造業のWebサイトでは製品情報がカタログの焼き直しのものが多いように思います。カタログは1ページ目から読まれ順番に読まれることを前提に作られています。しかし、Webサイトではどのページから見られてもいいように作ることが基本です。Webではユーザーは関心のある部分を読みます。そして次の興味が湧いたら次のページに移り、満足したり興味がなくなったらサイトから去ります。
  • 製品スペック→特長→ラインナップと進む人
  • 製品概要→事例→カタログダウンロードと進む人
  • 製品一覧→スペック表→納期情報と進む人
  • トップページ→会社概要→製品情報と進む人・・・・
その時々で製品情報の読み進め方は違います。それなのに順番通り読まないと分かりにくいWebサイトが多いのです。カタログようにWebサイトを作っているのです。Webで情報収集するときは関心のある情報をさっと掴みたいのです。特に検索エンジンを使って製品情報を探す人はその傾向が強いのです。様々な角度で製品を調べられるWebの利点を活かす。その発想で製品情報を作ればユーザー満足は高まります。

知識レベルに合わせた情報を用意する

ターゲットユーザーの決め方にはいろんな方法がありますが、一つお勧めの方法があります。それは製品の知識レベルでターゲットユーザーを考える方法です。
  • 同種製品を使用しており、買い替えを検討中
  • 製品について詳しく、競合も把握して比較検討している
  • 一般的な知識を持ち、情報収集している
  • なんからの課題やニーズを持ち、困っている
こんな感じで自社製品のターゲットユーザーを知識レベルで分類してどのユーザーをターゲットするか検討します。そしてユーザーの知識レベルを意識してそれぞれのターゲットに受け入れられやすいコンテンツを用意するのが大切です。競合製品と比較検討する時に欲しい情報と課題解決の方法を探す時に見たい情報は違います。とてもシンプルな考えですが、サイト運営する時に意外と役に立ち重宝します。現状多くのWebサイトではこういった発想がなく単純にスペック中心の製品説明になっており、製品のことを知って情報収集する人にしかフィットしていないモノが多いように思います。

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