ハンマーを持つ人には、すべてが釘に見える | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年3月19日木曜日

ハンマーを持つ人には、すべてが釘に見える

おはようございます。
問題解決のためのツールは大切です。だからこそ道具選びが重要です。状況に応じて道具を使い分けるのが基本です。どんな問題にもたった一つの道具で挑むようなことをしてはいけません。欲求のピラミッド(生理的欲求、安全の欲求、所属と愛の欲求、承認(尊重)の欲求、自己実現の欲求)で有名な心理学者アブラハム・マズローの名言もそのことを言っています。

ハンマーを持つ人には、すべてが釘に見える

ハンマーを持つ人には、すべてが釘に見える 
 byアブラハム・マズロー


ツールから解決方法を考えない

マーケティングに限らず目標達成や課題解決には、現状を正しく認識しなければなりません。問題を特定し、その全体像を把握することが先決なのです。使い慣れたノウハウやツールから解決方法を考えないよう注意する必要があります。例えばWeb集客一つとってみても、SEO、リスティング、ソーシャルメディア、メールマガジン、情報サイト、オウンドメディア、動画・・・・いくらでも手法はあります。幅広い選択肢の中から適切なものを選ぶことが先決なのです。そのためにはバイアスのかかっていない現状認識が必要です。しかし、どんな人でもバイアスをゼロにすることは難しいことも忘れてはなりません。こういった時に信頼の出来るパートナーの存在が役に立ちます。

ポジショントークを鵜呑みにしない

外部の意見を聞くことは大切ですが、その人の立ち位置を理解したうえで参考にする必要があります。営業はどうしても自分の立場に有利になるように発言しがちです。その発言に正当な根拠はあるのか?あるとしてももっといい方法がないか?視野を狭めていないか?注意が必要です。どんな課題も解決できるツールはありません。いいことばかりいう営業が信用できない理由もそこにあります。「出来ること」そしてそれ以上に「できないこと」も伝えることが大切です。長期的に付き合うパートナーはできるだけポジショントークが少なく、自分の立ち位置を明確にしている人が好ましいと思います。いかに有能な外部ブレーンであってもポジショントークが多い人はパートナーにはふさわしくありません。スポット的に協力をお願いする助っ人でしかないのです。

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