最悪のPDCAサイクル!? | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2012年3月3日土曜日

最悪のPDCAサイクル!?

いつもWEBマーケティングはPDCAサイクルが大切だと言ってますが、中にはやればやるほど状況が悪くなるPDCAサイクルがあります。



計画を絶対視しない

最悪のPDCAサイクルとは計画を絶対視することです。たとえばこんな感じです。「●●業界の好調が続きそうなので、A商品の販売を前年比120%にしよう。」それにあわせて営業体制もA商品にシフトし、提案を進めましたが、急速に●●業界の市況が悪化し目標達成の見込みが立たない状況でした。それなのに目標未達を挽回するために、「もっとA商品をPRしよう。」「市場が厳しいのはどこも同じ。」「営業努力でカバーしよう」こんな感じです・・・

現実を歪めない

PDCAサイクルのP(計画)を絶対視してしまうとどうしてもA(アクション)は計画達成のためのD(行動)の修正に向かい、いい結果が得られないことがあります。どんどん悪循環に入るケースはいろんな現場で起きます。こういうPDCAは最悪のサイクルです。もっと柔軟に状況の変化に対応し、計画を絶対視しない。計画よりも現実に向き合うことが大切だと思います。ものごとは計画通りに進まないという想定も必要です。時には計画の変更や破棄も必要だと思います。

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