BtoB製造業の宣伝の肝は”強み”と”フィードバックシステム” | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2015年4月24日金曜日

BtoB製造業の宣伝の肝は”強み”と”フィードバックシステム”

おはようございます。
昨日のうちにブログを少し書き始めていたのですが、朝起きて読み直すと・・・いまいちだったので全文削除してしまいました。「自分の強みって分かりにくいよね」ていうテーマで書こうと思ったのですが、全然しっくりこないんです。久しぶりに何を書こうか?決まらないまま机に向かっています。

BtoB製造業の宣伝の肝は”強み”と”フィードバックシステム”


広告は本業の強みを表す鏡

広告の仕事をしていて戒めていることがあります。それは「広告で差別化しないこと」。広告はクライアントの強みや良さを伝えるツールに過ぎません。まずは自分たちの強み(と思っていること)を広告で発信する。3C分析を行い強みを理解して広告設計することが手始めです。そのときにクライアントが気づいていない自分の強みを見つけることが外部ブレーンの大切な役割です。強みは絶対的なものではなく、ユーザーや競合企業との関係で相対的に変化していきます。クライアントの置かれた状況を客観的に見ることが強みを見つけるポイントです。長期取引が前提、そして目の肥えたプロユーザーが相手のBtoB製造業の広告では過度な宣伝に意味はありません。長期的にユーザーからの信頼を得るために広告はありのままを伝えます。

広告での差別化は失敗しやすい

あなたは本業での差別化を疎かにして、広告で差別化しようとしてませんか?広告での差別化は多くの場合失敗に終わります。自社の強みを徹底的に理解して磨くことが本質でそれを伝える広告は補助手段です。差別化が不完全な広告は費用対効果がよくありません。貴重な予算を湯水のように使っても、大きな成果につながらず、体力を消耗してしまいます。強みが確立できていれば、普通に広告しさえすればある程度効果が出るのです。SEO、リスティング、ソーシャルメディア、洗練されたグラフィックデザイン・・・ツールやテクニックで差別化を狙うことは枝葉の話です。

フィードバックシステムのない広告は無意味

広告では自社の強みを「ありのまま」見てもらうことが大事です。時には思いもよらぬ評価をいただき戸惑ったり、またある時は厳しい評価に落ち込むこともあるかもしれません。しかし、それがまっとうな商売。市場の評価をもとに製品や技術に磨きをかけて実力を上げる、そしてそれを市場にフィードバックする。そのくり返しがBtoB製造業を鍛えるのです。広告は市場評価のフィードバックシステムなのです。だからフィードバックデータがねじ曲がらないためにも広告はありのままの力を伝えることが大事です。そして検証の出来ない広告に意味はないのです。フィードバックシステムの機能した広告を地道に続け強い会社に一歩一歩近づけるのが宣伝の理想です。

真剣に選び、選ばれる会社が発展する

取引先を選んでいるんだけど、相手にも選ばれていることを忘れてはいけないと思います。お互いが選択し合って仕事が動いてるのです。その選択が会社を成長もさせるし、反対に選択を誤ると行き詰まりにつながります。「いかに選ばれるか」ばかり気にしているとハッタリだったり、誇張した宣伝に走りがちです。真剣に選び、選ばれる。生産財業界ではクライアントに選ばれると同時に、相手を選んでいます。だから強みをありのまま伝え評価を真摯に受け止め改善するために宣伝を活用する必要があるのです。

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