すぐに成果が出ないことも同時に仕掛ける | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2013年11月15日金曜日

すぐに成果が出ないことも同時に仕掛ける

おはようございます。
昨日facebookの投稿を見て感じたことを書きます。それはメールマガジンの投稿は本当に大変だから、すぐに得られるリターンだけで考えると労力に見合わないけど・・・効果はそれだけじゃないよね。・・・という内容でした(私の理解の範囲で要約したので解釈が違うかも知れませんが・・・)。

すぐに成果にならないことも同時に仕掛ける


Webマーケティングは結果が数字で残るので検証が比較的容易に行えるのがメリットの一つです。だから数字にこだわりますが、リターンが返るスピードは仕掛けによって違います。それを意識することが大切です。

短期で見返りのあるリターンは概ね小さい

すぐにリターンが得られる仕掛けは概ねリターンが小さいものです。コツコツと目の前のリターンを確実にものするべきです。Webサイトの問合せフォームの改善、リスティングの最適化はその典型です。しかし、目の前のリターンばかり求めては、大きな成長は望めません。

2年後のブレークを目指して準備する

リターンの時期を意識して企画を練ることが大切です。「1か月後に見える形で成果を残す」「半年後のリターンを狙って今から仕込みを入れる」「2年後のブレークを目指して今から準備し実行し続ける」バランスよく企画を練ることも必要です。先々のリターンを狙った企画は多くの場合上手くいきません。成功するときも当初の考えとは違った形で花が開くことも多いものです。しかし、種をまいて大きく育てる根気が必要です。

インバウントマーケティングには時間がかかる

生産財業界ではコンテンツを充実させインバウンドマーケティングを目指してもすぐにリターンがあることはまれです。長い間苦労を重ねてコンテンツを作り続け情報提供したことが見返りとなって戻ってくるまではインバウントマーケティングは苦労の連続です。それどころかライバル企業においしい情報を知られ真似されるリスクまであります。しかし、一度成果が出始めると継続して安定した成果が続きます。それまではすぐに効果の出る仕掛けも併用しながらコンテンツを作ってファンを育て続けなくてはなりません。評価されにくい仕事なので強い意志がないとできません。それでも、役に立つコンテンツを作り続ければ必ず評価されます。短期、中期、長期の仕掛けのバランスが大切です。どうしても短期の成果を出すことに偏りがちになるものです。だからこそ、そこに差別化の大きなチャンスがあります。

この記事もおすすめ
インバウンドマーケティングへの切り替えを妨げる3つの誘惑
良質な記事は資産
生産財メーカー究極のSEO

このブログを検索

このエントリーをはてなブックマークに追加